ユーザー車検の検査ライン通過手順を解説します。
用紙が全て揃って記入もできれば、
いよいよ検査ラインに車を持ち込んで、
検査を受けることになります。
検査ラインには旧式のラインと、自動ラインとがあります。
自動ラインは一つの台上で複数の検査ができるため、
ユーザー車検利用者には断然こちらをおすすめします。
大体、一番端に自動ラインが設置されています。
陸運局によっては、この自動ラインの見学ができたり、
学習用ビデオを準備してくれていたりします。
これらも積極的に利用して、流れを頭に入れてから
ラインに入るようにしましょう。
流れを整理してみると
1. ユーザー車検の受付をする
→持込検査窓口がありますので、ここで受付を行います。
揃えた書類7種類をすべて持って、ここに提出します。
予約ナンバーの確認と簡単な説明があります。
書類に不備があっても、ここでチェックしてくれます。
2. 検査を受ける
→検査ラインに車を持ち込み、指示に従って検査を受けます。
ラインに入る直前に、検査官による様々なチェックがあります。
検査官の指示に従って灯火類を操作したり、
ボンネットを開けたりします。
3. 合格すれば、新車検証交付窓口に行く
→場所は持込検査窓口か、それに隣接して発行窓口があります。
新しい車検証と、フロントガラス貼り付け用の
車検有効期限シールが交付されます。
不合格の場合、その日のうちであれば不具合を修正して
3度まで検査を受けることができます。
検査ラインでの検査項目をチェック
検査ラインに進むまでに、注意しておく点があります。
その1
ホイールキャップが装着されている場合は取り外す。
→ホイールボルトの確認があります。
その2
ロービームとハイビームが同時点灯する車は、
ロービーム側を遮蔽する。
→光軸検査はハイビームだけで行うため。
私の車は同時点灯なので、このように目隠ししてから検査ラインに入ります。
ラインに入る直前に、次の項目について検査があります。
- ヘッドライトローの点灯
- ヘッドライトハイの点灯
- ポジションランプ点灯の確認
- ヘッドライトのパッシング
- ウィンカーの点滅(前後左右)
- ハザードランプの点滅
- クラクションの作動確認
- ワイパー作動確認
- ウォッシャー液作動確認
- ブレーキランプの点灯
- バックランプの点灯
- フォグライト、リヤフォグライトの点灯
- 非常灯の有無の確認
- 車体同一性の確認
- 走行距離の確認
- サイドガラスのフィルムの有無の確認
項目はたくさんありますが、検査官の指示に
したがってやれば大丈夫です。
こちらの動画から実際の様子をご確認ください。
所要時間は5分です。
さて、いよいよ検査ラインのメイン部分です。
と言っても、特に難しくはないのですが。
なぜかいつもすごく緊張してしまうんですよね(^^;
所要時間は2分強です。
この後は、排ガスの検査があります。
プローブと呼ばれる細長い管を、マフラーの先から挿入します。
計測にちょっと時間がかかるので、ドキドキしますが、
ここで落とされることはまずありません。
これですべての検査が完了しました。
ここでもう一度検査表を記録器に入れてスタンプを押します。
記録紙の矢印の方向から挿入すると、自動的にスタンプされます。
検査ライン出口で書類の確認をしてもらい、
後は新車検証をもらいに行くだけです。
以上が一連のユーザー車検の流れとなります。
始めての人には難しく感じると思いますが、
実際にやってみれば、あっけないほど簡単に
終わります。
所要時間は、書類の購入から始まって1時間以内で終わります。
それでは、無事にユーザー車検に合格されることを
祈念しております。
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