民度の低い国高い国何が違う?


最近、テレビや新聞で民度という言葉が
目に触れる機会が増えてきていると思います。

 

私は司馬遼太郎さんの一読者です。
司馬さんは、民族の文化や歴史を語る時に
頻繁にこの言葉を使われます。

 

司馬さんの影響を受け、私も海外に赴くときは
常にその国の民度を様々な側面から観察することが
習い性になっています。

 

ここからは私の独断と偏見が多分に含まれるのですが、
私が感じている各国の民度について、感じたまま、
思うままに書き留めてみたいと思います。

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民度の高い国

 

まず、民度が高いと感じている国の筆頭として
英国を挙げたいと思います。
英国の中でも大都市のロンドンは大都市特有の
カオスに支配されているので民度という言葉を
意識することはありません。

 

幸か不幸か、私が出張で毎年訪れる街は英国北部の
静かで古い街です。
この街では何をするにも、そこを生活圏とする英国人に
一歩入り込んだ感じのコミュニケーションをとることが
求められます。

 

そして、それが自然に楽しく感じられるのです。
そのような日常の中で、私は英国文化の成熟と民度の
高さを自然に感じることができます。

 

英国には長い歴史の中で確率された紳士道
いうものがあります。
その精神文化に裏打ちされた暗黙のなかにある礼儀正しさがとても
心地よいのです。

 

こちらから求めなくても空気のように自分を
包み込んでくれる暖かさ。
これを自然に感じることができる国(あるいは地方)が
私にとって民度が高いという評価になります。

 

新しいロイヤルファミリーに対しての英国民の
迎え方も良いですね。
極端なナショナリズムの発露や、批判的な左翼活動もなく、
国全体が穏やかな祝福ムードに包まれているように
感じます。

 

こういうところに民度の高さを感じてしまいます。

 

ちなみにアイルランドの民度の質も素晴らしいです。
アイルランドは英国本土以上に自らの文化と歴史を
色濃くその民度に反映している感じがあります。
ちょっとナショナリズムも強いんですけどね。

 

欧州では英国についで民度の高い国としてドイツ
ドイツ語圏のスイスをあげたいと思います。

 

ドイツは私にとっては少し不思議な国です。
付き合えば付き合うほど、日本と似たところを感じる
のです。

 

世界中で国民の血液型の半分以上がA型なのは、
日本とドイツだけらしいです(あとの国はすべて
O型が優勢)。

 

几帳面で、きっちりした仕事をし、日常生活は
とても清潔で、合理的なルールが確立されています。
礼節と規律を保ったライフスタイル。
ある意味で、日本の武士文化とルーツが繋がって
いるような気がするのです。

 

他の欧州の国々は、歴史的にも群雄割拠そのもので
個性は抜群ですが、民度となると少し劣ってきます。

 

思うに、陸続きで長年侵略と征服の歴史を繰り返してきた
国々は、どうしても民度的に一定の「荒み」感が
臭うのです。

 

東欧はそういった空気を結構強く持つエリアです。
その東欧エリアの盟主、ロシアはお世辞にも
民度が高いとは言い難い状況です。

 

 

民度の低い国

 

ロシアについては、私が多くを語るより、彼らが
歴史の中で行ってきた所業を振り返れば、その民度レベルは
はっきりと浮き上がってきます。

 

一言でいえば、略奪の歴史

 

それを国家レベルで行って、今なお歴史に対する
反省を微塵も行わない国に、高い民度は存在し得ないのかも
しれません。
樺太の北半分と、北方四島が我々日本人に
痛みをもって、それを物語ってくると思いませんか。

 

アジアに目を移すと、民度評論の大本命、中国の登場です。
中国の民度には、高い低いという表現を超えた壮大なる
歴史の治績のようなものが映し出されている、というのが
私の理解です。

 

私が仕事で、中国に通い始めたのは90年代前半で、
行先は、沿岸部に傲然と湧き上がってきた工業特区
でした。

 

当時の凄さ、というか日本と比べての異文化ぶりは、
カルチャーショックそのものでした。
中国って、日本とは一衣帯水の地でありながら、
本当に不思議な国です。
なんというか、感覚が遠いのです。

 

私たち日本人は中国から漢字や宗教などの文明を
授けられました。
歴史的には彼らが主で我々が従なのです。

 

ところが、
宗主国のご本体はその国土が広すぎるがゆえに、
歴史上のある一時期から民度を下げざるを
得ないような政策を取り続けることになりました。
いや、取らなくてはならない状況を自らが
招いてしまったとも言えます。

 

そもそも、あれだけの民族と言葉と独自の文化・風俗を
持つ大陸の住民を、一つの価値観で縛りつけるなんて
できっこないです。

 

顔つきはみんな似ているのですが、これほどの多民族国家
一つの国に押し込められているところに悲劇の原点が
あると感じます。

 

この中国の多様性のなかでも、中国にしかない特異性は
時間軸がいくつも入り乱れて存在していることに
あると私は考えています。

 

どういうことかというと、同じ「今」という現代に、
今風の感覚の人、10年前の感覚の人、20年前の感覚の人、
さらには50年前とか100年前の感覚の人が、タイムマシンに
乗ってきて同じ空間で生活しているのです。

 

育った環境も受けてきた教育もまるで違う。
時間が止まっていた内陸部からタイムマシンに乗って
突然、解放改革路線最先端の現代社会にやってきています。
そして同じ時間の流れの中にいる。
絶対に日本では経験できないし、予想もできない現実が
そこにはあります。

 

クタクタの国民服を着てヤギのリヤカーを引いたおじさんの横を、
最先端ファッションに身を包んだ女性がベンツで
通り過ぎたりしているわけです(笑)

 

タイムマシン派には、市民意識も集団生活規則も民主主義も
社会主義もあったものではない。
そんなものは、はなから知らない。
しかし、彼らは富を求めて彼らの常識と行動規範に従って行動する。
これでは、民度を管理しようがないですよね。

 

中国は民度が低い、って言い切ってしまうのは簡単です。
でも、この歪の大きな現実を目の前にして呻吟する多くの中国の
人々を目にすると、そう言い切れないのです、個人的には。

 

実際は、絶対的にも相対的にも
誰が見ても民度は低いんですが(ノД`)・゜・。

 

彼らがどんなに民度が低い行動を見せようとも、
心のどこかで、彼らも歴史の犠牲者なんだなぁ、
と許してしまうところがあるんですよ。

 

お隣の韓国に目を移すと、やはり私は
中国に近い感情を持ってしまいます。
彼らの言うこと成すこと悪いんだけど、その悪さの原因を
忖度できてしまう、って感じです。

 

最近の韓国をみていると、スポーツの試合場で政治的な
横断幕を掲げたり、領土問題でケンカ腰のありえない強硬姿勢を
とってみたり、執拗に歴史問題に拘泥したりと
ロクなことはしていません。

 

民度が低いと言わざるを得ません、日本から見ると。

 

でも、韓国に行ったことのある人は、あの韓国人の
溢れんばかりの温情の量には好感を持っているのでは
ないでしょうか。

 

彼らには儒教の教えが精神的なベースとして根付いており
私は訪韓中に、異国人として不快な思いを
させられたことはありません。

 

入り込んでみると、むしろ民度の高い国のように思います。
なんというか、人間的な暖かさをそこかしこで感じるのです。
韓国のオンニやオッパは本当にいい人が多いですよ。

 

彼らが国際社会で民度的評価で損をしているのは、
韓民族が歴史的に植えつけられた「」という感情に
支配され過ぎているから、と私は考えています。

 

韓国の人々はこの屈辱の歴史から
醸成された「怨」という感情を
バネにして生き延びてきた人々です。
劣等感をエネルギーに変える能力のある人たちです。

 

「クソー、今に見ておれ」という気持ちがプラスに
働くとサムソンのような企業となって世界を跳梁し、
マイナスに働くと北朝鮮のような国体を作りあげて
しまう。

 

いま、日本に対して彼らが取っている行動は、
一部の人たちの韓国民的感情の暴走であって、
民度そのものが低いのではないと思いたいわけです。

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民度の高い国に住める喜び

 

最後に日本です。

 

多少の贔屓目も入りますが、これほど民度の高い国
他に知りません。
殆ど驚異的なレベルだと思ってます。

 

なぜなんでしょうかね、この凄さ。
遺伝子に組み込まれてるレベルまで到達している
感じがあります。

 

知識層としての武家社会が高い精神教育を怠らなかった
ことも一つの要素でしょうね。
維新後に国策として遂行された、民度向上政策も奏功して
いるのでしょうね。

 

でもそれだけでは説明しきれないくらい現在の日本国民には
なお高い民度が保たれていると思います。

 

私は阪神大震災を被災地のど真ん中で経験しましたが、
この時に感じた民度の高さは半端ではありません。
その後に起こった大災害や危機的状況に遭遇した
人々を見るたびに、その民度の高さに感動しています。

 

地政学的に島国の人は民度が上がる傾向があるのでは
ないでしょうか。
周りが海に囲まれていると、村八分になってしまうと
逃げ場がありません。

 

大陸では、逃げ得、やり得、恥のかき捨てはやりたい
放題でできてしまいますが、島国ではそうはいかない。
自らを律して節操を保つことが、島国での生き方の
一つの知恵になっているのかもしれません。

 

そういうと、アイヌ民族も琉球民族も凄いですよね。
アイヌ民族は特有の精神世界を持ち、神を崇め人と争うことは
なかったようです。

 

琉球民族に至っては、武器という物騒なものの存在さえも
知らなかった民族です。
で、いずれも島国の人々で、我々と同一のDNAの構造を
持つ人々でもあります。

 

そのような地政学的な特徴や民族の持つ本質的な
美質がベースにあり、それがさらに近代史のなかで
良い方向に教育され鍛えられて、今の日本の高い民度がある
のかな、と勝手に推測したりしています。

 

民度が高い国に住めることは、数字や言葉では表現
できない「喜び」があります。
自分が所属する組織に誇りを持てることの有難さは
お金では買えないですもんね。

 

私たちは国民相互で助け合えるだけでなく、
民度の低い国からバッシングされても、
それを高い民度で大人気ある対応ができる、
希少な国民です。

 

このことをより一層自覚して、民度の高さとはどういう
事なのかということを規範として示す。
それを繰り返し行うことによって、他の国の民度を高めることに
役立ちたいものです。
そういう思いでこの記事を書きました。

 

記事の内容はあくまで私の主観のみの、
戯言ですので、ご異論がある方もおられるかもしれません。
その場合はご容赦ください。

 

民度という曖昧な言葉に対して議論するよりも
「まあ、こんな考え方もあるのだな」という感じで。
後は忘れましょう(笑)

 

そういうのが民度の高い人の素敵なところでも
ありますしね(^_-)-☆

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

記事内容で、わかりにくところがあれば、この下の「コメント記入欄」よりお尋ねください。ご意見・ご感想も大歓迎です。お気軽にお寄せください。

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14件のコメント

  • かんた

    素晴らしい見解です!こういう考え方ができる人がいるということ自体が、民度が高い証拠です。素晴らしい!

    • 管理人

      かんたさん、コメントいただきありがとうございます!

      たんなる自転車バカでノンポリの私が、思い付くままのことを書いた記事で、
      まことにお恥ずかしい限りです。

      私は、仕事で海外に行く機会に恵まれているのですが、外から客観的に日本を見ると、
      日本の文化や民度の高さに感心するとともに、とても誇らしく嬉しく感じます。

      日本に生まれて、ほんとうに良かったと、感謝の毎日です(*^。^*)

  • りきょ

    「私たちは国民相互で助け合えるだけでなく、
    民度の低い国からバッシングされても、
    それを高い民度で大人気ある対応ができる、
    希少な国民です。」
    の部分に共感します。

    日本人は世界で唯一
    無限の彼方の一点を目指して生きている
    ある種孤高の存在であると思います。

    • 管理人

      りきょさん、こんにちは。
      コメントいただきありがとうございます。

      日本に生まれたことを、日々感謝していますが、
      その喜びを還元していきたいとも感じています。

      とはいえ、大それたことはできませんので、
      目の前の出来ることを精一杯!
      日本人の名に恥じないようにこれからも頑張ります^^

      ご意見おきかせいただき、ありがとうございました。

  • リキマル

    こんばんは、すごい分析ですね、特に中国に到っては好感をもてます。でも久々に楽しくないページでもありますが、読みたくなってしまう風な。
    私は殆ど外に出たことがないので、良く分からないのですが、一番が英国、自分の着ている服に、英国の国旗が入っていたり、スコッチなどは一番美味しいし、何か納得が出来ます。
    2番がドイツ、報道などで倹約の国、また自分がチョイスした車も云々‥ で納得です。
    逆の国でロシアが出て来ましたが、ミグ(戦闘機)などの内容でこれも納得です。次に中国が来てますが、私の着ている服も当国製で、大変お世話になっております。家電や、薬の暴買いもあり、可哀相ですね四千年もの歴史があるのに。
    最後は、我が国でまとめてありますが、武士道‥
    武士道から思い当たる語は、文武両道を挙げたいです、他には切腹・斬捨て御免・士農工商など浮びましたが、島国根性やピカドンなど受けた国が良くここまできたものです。
    その辺が原点かもしれませんね。
    少し褒め過ぎ感もありますが、全く異論はありません。

    • 管理人

      リキマルさん、こんにちは。
      いつも丁寧に記事を読んでいただき、ありがとうございます。

      仕事で、いろいろな国に行って、ある程度の時間を向こうで過ごすと、その国の良さもわかるんですが、それ以上に気が付いていなかった日本の良さ(民度の高さ)が再認識されて、まさにディスカバリージャパン!といった感じです。

      よく言われる、治安の良さや清潔さなども、単に先進国として豊かになったということから来ているだけでなく、日本人の昔からの精神文化に立脚しているものだと思うようになってきました。

      教育の歴史も、素晴らしいですよね。これらが一体となって、高い民度を作り上げたのだとも。

      日本に生まれ育ったことに、感謝、感謝の毎日です。

  • リキマル

    こんばんは、色々の国へ行かれているようで羨ましいです。日本人が古くは朝鮮半島から来たとは知りませんでした。でも朝鮮半島の人々とは顔以外は似ていませんネ。韓流ドラマを蔦や・ゲオ(かげさんの方にもゲオありますか)から借りて来て散々見ましたが、マンガですね、でもはまってしまうオッパー・オムニの世界です。ディカバリージャパン‥ 世界と見比べると、更に発見があるわけですね。昔休みの日にナサへいってディスカバリーやアポロを見て来ました。
    中国や朝鮮半島の国に生まれなくて良かったですね。

    • 管理人

      リキマルさん、こんにちは。

      最近の学説によると、日本人のルーツは、どうやら二重構造モデルになっているようです。

      まず南方から縄文人の祖先(アイヌ民族、琉球民族)が入ってきて、次いで北方から弥生人、古墳人が渡来し、それらが混血したのが今の日本人だと。

      その中でも、朝鮮半島に住む人々とは特に強い関係を持ち、遺伝子的には本州に住む人と遺伝子の相似率は90%にも及ぶそうです。

      で、その朝鮮や日本の更なるルーツは、バイカル湖周辺のツングース族らしく、そう考えるとお尻の蒙古斑も、モンゴル人が相撲に強いのも納得できますね。

      いやはや、ルーツは一緒でも日本列島に生まれて良かったです。

  • 観望鳥瞰

    朝鮮半島から逃れた人々が日本人のルーツだとする説は間違っていますよ。
    遺伝的に別物だと証明されています。
    我々は朝鮮人とは遺伝的に全く別の種族です。
    これらのことは何年も前に既に科学的に証明されている事柄です。

    • 管理人

      観望鳥瞰さん、こんにちは。
      コメントいただき、ありがとうございます。

      記事の間違いを教えていただき、ありがとうございます。

      調べてみると、日本人のルーツが二重構造モデルとなっており、さまざまな切り口から解析されていることが分かりました。これはこれで、面白いものですね。

      記事は、誤りの部分を削除しました。

      機会をみて、日本人のルーツについても追記するか、あるいは新しい記事にするなどして、考察してみたいと思います。

      貴重なご意見、ありがとうございましたm(_ _)m

  • メイリン

    こんばんは。
    民度って何だろうと、他の方の考え方を聞きたくて、「民度が低い 中国人」をキーワードに検索したところ、たまたまここにたどり着きました。
    私は11年前から中国に住んでいる北海道人です。
    現在は青海省の西寧という都市で、大学生たちに日本語を教えています。

    この街に来てから、「民度」という言葉を意識するようになりました。
    というよりも、むしろ「民度が低いんだからしかたがない」ということを自分に言い聞かせて、怒りを収める習慣がついてきました。
    今まで暮らした上海や紹興や蘇州などでは、全く意識しなかったことです。

    同じ中国でも、私たち日本人が感じる民度と言うのは、だいぶ違うのですね。
    私が今、接しているのは、漢族とチベット族なのですが、不思議とチベット人達には民度が低いと思ったことはありません。時間を守らない・アポなしでやって来る・平気でうそをつく・夜這いの習慣が残っている・・・彼らのそんな日常ですら、かわいらしく思ってしまうんですよw

    ところが漢族に対しては、違います。
    「日本の牛肉より、中国の牛肉のほうが美味しい」と主張する女子学生は、日本の牛肉を食べた経験などなくても、そう信じ込んでいる様子。そんな些細なことすら、民度の低さに換言してしまうのは、私自身の民度が低いからなのかもしれませんねw

    彩さんの記事を読んで、中国人の行動を「民度の低さ」ととらえるか「文化」ととらえるか、もう一度考えてみようと思いました。自分の好き嫌いだけを基準に決めつけるのは、単なるエゴかなと気づかされましたよ。

    ありがとう^^

    • 管理人

      メイリンさん、こんにちは。

      とても素晴らしいコメントをいただき、ありがとうございます。
      このまま、記事に転記したいです^^

      「民度」といういうものに対する、感じ方、捉え方(解釈の仕方)、リアクションの仕方については人の数だけある。ということを、教えていただいた気持ちです。ありがとうございます。

      中国に長くお住まいなんですね。ところ感じられる部分も多いと思います。

      今、尖閣諸島や南シナ海の問題で、中国の国家としての民度が問われていますよね(日本をはじめ先進国では大変な騒ぎです)。

      国内では国際法を遵守しない中国は民度が最低の国である、といった論調が主流です。しかしそれは、私達日本人の文化や教育の「フィルター」を通してみた主張だな、と感じています。

      中国の長い歴史や文化を理解し、そちらの観点から今回の事象を見ていくと、彼らは次のように感じているのではないかと想像しています。

      「中華文明圏の偉大なる傘の下に位置するエリアや属国は、その文明の膨大なる恩恵を受けていることは明らかである。その恩恵をもっと増やすことを考えてやっているのに、文句を言うとは何事か。我々の周辺国は(日本も含めて)そうして発展してきたのだ。国際法を盾に屁理屈を並べるのはけしからん。」

      (笑)

      かくも民度というものの判定は、難しいものだと思うわけです。誰か数式で「民度指数」を計算できるようにしてくれたらいいのに。

      あ、でもそれも通用しないでしょうね。法律や数字を超越したところの「感情」の部分で、民度の高低は決められている部分が多いですもんね。

      つまるところ、ひとりの個人が、自分を愛し、隣人を愛し、社会に貢献し、神様の思し召しに反することのない日々の生活を行う。そういうことができる基盤が整っている国が、民度の高い国になるんだと思います。

      メイリンさんにおかれましては、どうぞ彼の地で日本の誇る民度の伝道者になられますようにお祈りしております。

  • 観望鳥瞰

    うーむ、こういう見解を知ると自分の偏見が明らかになって反省しますね。
    嫌悪の情が先に立ち、ついつい底の浅い認識になりがちで危ういですわ。
    主さんの洞察と見識の深さに感心しました。
    このような優れたブログはずっと続けて頂きたいと思います。
    このブログを見れて良かった。

    • 管理人

      観望鳥瞰さん、こんにちは。

      励ましていただき、ありがとうございます。

      この記事は本ブログ内ではかなり異質のものですが、自分の体験から感じたことを書いています。

      難しいテーマだと思いますが、いろいろな考え方があっていいかと思います。

      ブログの方は少し停滞気味ですが、細く長く続けていこうと考えてますので、今後共よろしくです!

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