ユーザー車検に必要な書類と費用について解説します。
揃えなくてはならない書類は全部で7種類(8枚)になります。
このうち、3種類は準備段階で揃えることができます。
点検整備記録簿も準備できると4種類となります。
既に手元にある書類
●自動車検査証
●自動車税納税証明書
●自賠責保険証明書(1/2:旧)
▲点検整備記録簿(事前に準備するのが良)
残りの4種類は、
陸運局で用紙を購入してその場で揃えていきます。
残りの書類
●自賠責保険証明書(2/2:新)
●継続検査申請書
●自動車検査票
●自動車重量税納付書
用紙の揃え方
用紙は陸運局内もしくは隣接する自動車会館で揃えます。
流れとしては、以下のようになります。
1. 用紙一式を購入する
2. 自賠責を更新する
3. 重量税を支払う
4. 用紙に必要事項を記入する
ユーザー車検を行う人増えてきているため、何処の
陸運局(陸運支局)でも総合案内所で丁寧に
教えてもらえます。
分からなければ、まずここで聞きましょう。
また、それぞれの窓口にはプレートが掲げてあるので
それだけ見ても書類は揃えることができます。
必要書類
1. 自動車検査証
→いわゆる車検証です。
これがなければ話になりません。
ダッシュボードやトランクに必ず積んであるはずです。
2. 自動車税納税証明書
→毎年5月にくる自動車税を支払った際の領収書です。
検査を受ける年度に有効な日付のものとなります。
3. 自賠責保険証明書
→これは新旧2枚必要となります。
今、車検証と一緒に入っているものが「旧」となります。
「新」については陸運局で取得することができます。
事前に保険会社で作ってもらうこともできます。
上記3種類の画像がこちらになります。既に手元にある書類です。
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4. 点検整備記録簿
→これは、車に付属の点検記録帳面から年次点検の用紙を
切り取って使うことができます。
チェックポイントがたくさんありますので、事前に
準備するのがベターです。
それができない場合は、用紙を陸運局で購入して、
その場で記載してもOKです。
点検項目は、自分でやったところだけチェックを入れます。
自分ではできない項目(排ガスチェック等)については、
空けておきます。
わからないままチェックを入れるとヤブヘビになりますのでご注意を。
画像はこちらになります。赤丸のところは記載必須部分です。
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5. 継続検査申請書
→陸運局で用紙を購入します。
OCRマークシートになっています。
この申請書はすべて鉛筆で記入します。
鉛筆もしくはシャープペンシルを忘れずに持参します。
認印が必要なので、これも忘れないようにしましょう。
画像はこちらです。赤丸が記載する部分です。
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6. 自動車検査票
→陸運局で用紙を購入します。
検査を受ける時のチェックシートで、
検査ラインに入る時に使用します。
検査費用の収入印紙を貼り付けてあります。
こちらです。これは車検合格後のスタンプ済の画像となります。
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7. 自動車重量税納付書
→陸運局で用紙を購入し、それに重量税の収入印紙を
貼り付けたものです。
この用紙はピンク色をしています。
画像です。収入印紙は購入時に貼り付けしてもらえます。
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費 用
費用は以下の4項目で発生します。
1. 申請用紙代 50円
2. 検査登録印紙代 1,800円
3. 自動車重量税 表1(一般車)
表2(エコカー減税適応車)
4. 自賠責保険料 表3
表1:自動車重量税(一般車)
車両重量 | ◆エコカー減税適用なし | ||
次世代 | 免税なし | 18年経過 | |
0.5トン以下 | 5,000円 | 8,200円 | 12,600円 |
~1トン | 10,000円 | 16,400円 | 25,200円 |
~1.5トン | 15,000円 | 24,600円 | 37,800円 |
~2トン | 20,000円 | 32,800円 | 50,400円 |
~2.5トン | 25,000円 | 41,000円 | 63,000円 |
~3トン | 30,000円 | 49,200円 | 75,600円 |
表2:自動車重量税(エコカー減税適応車)
車両重量 | ◆エコカー減税適用 | ||
免税 | 75%減 | 50%減 | |
0.5トン以下 | 0円 | 1,200円 | 2,500円 |
~1トン | 0円 | 2,500円 | 5,000円 |
~1.5トン | 0円 | 3,700円 | 7,500円 |
~2トン | 0円 | 5,000円 | 10,000円 |
~2.5トン | 0円 | 6,200円 | 12,500円 |
~3トン | 0円 | 7,500円 | 15,000円 |
表3:自賠責保険料
車両区分 | 12ケ月 | 24ケ月 | 36ケ月 |
普通車 | 16,350円 | 27,840円 | 39,120円 |
軽自動車 | 15,600円 | 26,370円 | 36,920円 |
二輪車 | 9,180円 | 13,640円 | 18,020円 |
自家用小型貨物車 | 17,270円 | 29,680円 | – |
自家用普通貨物車 | 24,040円 | 43,090円 | – |
黄色のマーカーは、一般的な2000CCの乗用車の場合です。
この時、ユーザー車検総費用は54,290円となります。
上記の自動車重量税と自賠責保険料とは水ものです。
これは2013年7月時点の費用とご理解ください。
自動車重量税は様々な税制改革の動きを受けて、
ここ数年は下がってきています。
一方、自賠責保険料は逆に上がってきています。
以上が必要な書類と費用の全てです。
たくさんあって大変に感じるかもしれませんが、
実際は、陸運局側でちゃんと確認しながら
準備してくれるのでやってみれば簡単です。
案ずるより産むが易し、がユーザー車検です。
費用的には、必要最小限となりますので、
経済的です。
是非、ユーザー車検に挑戦してみてください。
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