ドライブレコーダーが、事故瞬間映像を記録するのは、当たり前のこと。でも、事故ってそうそう頻繁には起こりませんよね?
それならば、事故映像だけではなく、プラスαの機能を持ったドライブレコーダーはどうでしょうか?
ドライブレコーダーを付けるだけで事故に対する意識は高まりますし、さらにそれがさまざまな「記録」に使うことができれば一石二鳥です。
ここでは万が一の時の事故映像はもちろん、楽しいドライブの思い出作りに大活躍してくれる、おすすめのドライブレコーダーのベスト3をランキングしてみました(2015年モデル)。
あわせて、最新のドライブレコーダー事情を調べ倒した管理人が^^;、ドライブレコーダーの性能比較時に外せない7つの重要な比較ポイントにつき、分かりやすく解説します。
このポイントを理解すれば、今後いかなるモデルが出てきても、ドライブレコーダー選びで失敗することはありません。これを読めば、あなたもドライブレコーダーマスターまちがいなしです(^_-)-☆
では、スタートです。
7つの評価ポイント
1.モニターは付いているか?
2.手動記録ができるか?
3.イベント記録ができるか?
4.GPSアンテナは内蔵されているか?
5.静止画を撮影できるか?
6.取り付けの容易さはどうか?
7.駐車のイタズラも録画できるか?
おすすめモデルBest3ランキング
ランキングに挙げた3製品は、必須機能として以下の2点を有することを前提としています。
- 常時記録タイプであること
- 高画質フルHD(1920×1080以上)録画ができること
この2点を満足しないと、楽しいドライブの記録は残せませんので(^。^)y-.。o○
では!2015年のおすすめBest3モデルは、以下の3製品です。いずれも高性能で、どれを選んでもハズレはありません。
ランキングは、私の独断と偏見で勝手に付けていますが、それぞれに本当にいい特徴がありますので、それを「おすすめポイント」として書いておきます。どうぞ、ランキング順位にはとらわれずに、このすばらしい3製品をご覧になってください。
これを選出するにあたった重要比較ポイントは後述しますので、ぜひ読み進められてください。
おすすめ No.1!
KENWOOD(ケンウッド)
モデル名:KNA-DR300
KNA-DR300の上位機種として、KNA-DR350が発売されました。
違いは、以下の点です。
- LED信号機の記録能力が上がった
- マイクロSDカードの容量が2倍の16GBに
- 価格は約3,000円アップ
KNA-DR350ですが、発売後大売れして、国内での売上げトップの大ヒット商品となりました。
対抗馬として、ユニークな機能を持つPAPAGO GoSafe S30Proというドラレコが出現してきましたので、そちらについてもレビュー記事を書いてみました。
よろしければどうぞ。
ドライブレコーダー最新機能の検知機能は使えるか?検証結果は?
おすすめポイント
コストと性能のバランスが最高!
画像をクリックすると、アマゾンの商品詳細ページにジャンプします。
「戻る」ボタンでこのページに戻ります。
詳しい製品の仕様については、メーカーのホームページが一番良く分かります。
→ KENWOOD KNA-DR300のページ
価格は常に変動しますので、最新の相場は楽天市場でご確認ください。
→ KNA-DR300の最新販売価格情報
おすすめ No.2!
YUPITERU(ユピテル)
モデル名:DRY-WifiV5c
おすすめポイント
スマホから操作できる!
メーカーのこの製品のページはこちらです。
→ YUPITERU DRY-WifiV5cのページ
楽天市場での価格相場はこちら。
→ DRY-WifiV5cの最新販売価格情報
おすすめ No.3!
GARMIN(ガーミン)
モデル名:GDR190J
おすすめポイント
圧倒的なパフォーマンス!
楽天市場での価格相場はこちら。
→ GDR190Jの最新販売価格情報
上記3製品の簡単な性能比較表を作ってみましたので、それもご覧ください。赤い文字の項目が、私が特に重視している機能で、これについては上記の3機種はすべて満足しています(^o^)/
1位のケンウッドと、カメラの性能が良くて無線LAN対応しているユピテルとで悩んだんですが、価格とモニターの大きさでケンウッドに軍配を挙げました。私もケンウッドを買いましたよ♪
しかし、ユピテルも捨てがたいです。カメラ性能がNo.1だし、なんといってもスマホと連携できるWi-Fi機能が面白そう!楽しすぎて、運転に集中できなくなりそうなので、あえて2位です(笑)
ガーミンは、モニターが一番大きく便利な開閉式です。カメラは水平200°の広角だし、前方衝突警告や、オービス警告まであって至れり尽くせりなのですが、やはり価格が。。。価格さえ気にしなければ、満足度は一番高いモデルだと思います。
では次章では、最新ドライブレコーダーのその他の機能や、購入時の比較ポイントについて説明します(*^^)v
7つの評価ポイント
最初に、7つの比較ポイントについて、その項目を挙げておきます。項目は、私が重要だと感じている順番に挙げました。
- モニターは付いているか?
- 手動記録ができるか?
- イベント記録ができるか?
- GPSアンテナは内蔵されているか?
- 静止画を撮影できるか?
- 取り付けの容易さはどうか?
- 駐車のイタズラも録画できるか?
上の章でおすすめしたBest3モデルの1位のケンウッドと2位のユピテルは、ここで挙げた7項目の機能を全部備えています。3位のガーミンは、「取り付け」以外の6項目はオーケーです。
それぞれの項目については、以下に詳述します。
1.モニターは付いているか?
ドライブレコーダーを、楽しいドライブの記録に使おうとした場合、もはやこのモニターが付いていることは、必須の条件と言っても良いでしょう。
モニターが付いていることのメリットは、以下になります。
1.モニターを見ながら、録画フレームの位置を決めることができる
まず、取り付けた後の位置調整時に、めちゃめちゃ便利です。微妙に傾いたり角度が違っていたりしていても、モニターがあれば一発で修正できます。
画面を見ながら、シーンに応じて角度を変えれるのもマルです。例えば景色の良いところを走る場合は、ドライブレコーダーをやや上向きにして景色中心の録画をしたりすることができます。狭い街中の道では、しっかり路面が写るように調整しなおすのも簡単にできます。
助手席にナビゲーターがいると、ビデオカメラのように、カメラアングルを目標物に合わせながら録画したりすることなどもできます。楽しいですね\(^o^)/
2.各種の設定が、すべてモニターを見ながら行える
これも、モニターを有していることの大きなメリットです。
最新のドラレコは、いずれも多機能で、さまざまな機能を自分の好みに応じてセッティングできますが、モニターが付いていれば、すべてここからできます。
モニターの無いモデルは、パソコンでの設定となることが大半です。これは面倒ですよね。
3.撮った動画や画像がすぐに確認できる
ドライブ時に、撮った動画や画像(写真)をすぐにモニターで再生して確認できます。ドライブの楽しみが広がります。
ね?モニターはいいことばかりでしょ?
モニターが付いていると、感覚的にはドライブレコーダーというよりも、デジカメを操作しているような感じになるんです。難しい説明書を見ることもなく、その場でモニターを見ながら、サクサクといろいろな機能を設定したり試したりすることができます。
モニターを備えていることは、外せないポイントですよ!
手動記録ができるか?
手動記録とは、自分で録画したいシーンだけを録画して、保存しておける機能のことです。スマホの動画撮影と同じようなものだと思ってもらってオーケーです。
ドラレコって、限られたSDメモリーカードの容量の中で、グルグルと上書きを繰り返しているんです。だから、せっかくいいシーンを録画しても、そのまま走り続けると、上書きされて消えてしまいます。
ところが、手動記録機能があると、ボタンを押したらところ(スタート)から、次にボタンを押したところ(ストップ)までの動画を別扱いとして、消えないように保存してくれます。だから、景色のいいところだけを、独立して記録に残したりすることができるわけです。
私の装着モデル(ケンウッドのKNA-DR300)で実験してみると、手動で録画したファイルが、ちゃんと別の上書きのできない専用フォルダーに保存されていました。
ところで、SDカードならば、すぐにパソコンで再生できるのも便利ですね。今回のおすすめモデルはいずれも、Windowsパソコンに標準で付いているMedia Playerで動画再生できます(*^^)v
イベント記録ができるか?
「イベント」とはいい意味ではなく、「事故」のことを指します(/ω\)
車に大きな衝撃が加わったり、急ブレーキや急ハンドルを切ったりした時に、その時の様子を上書きされないように、上書き禁止ファイルとして専用フォルダーに保存してくれる機能です。
これはドラレコ本体に、G(加速度)センサーが付いていることが必要条件で、このセンサーによってイベントを感知しています。
事故後は気が動転して、ドラレコをストップさせることまで気が回りませんので、この機能はぜひ備えておきたいですね。
GPSアンテナは内蔵されているか?
これも旅の思い出記録には、おおいに役に立ってくれます。あとからピンポイントで場所を確定することができます。
例えば、ケンウッドのKNA-DR300では動画の再生時に、画面右下にこのような情報が表示されます。日時も走行速度も位置も、すべてこれでわかります。
YouTubeにも、実際に私のケンウッドで録画した動画をひとつアップしてみました。PC画面で見るのに較べて、大幅に画質は悪くなってしまうんですが、雰囲気だけでもご覧ください。
それぞれのドラレコに付属する、再生ツールをインストールして使うと、さらに詳しい位置情報などがわかるようになってます。
静止画を撮影できるか?
静止画撮影とは、すなわち写真が撮れるかどうか?ということです。
これもあれば便利な機能で、「あっ!」と思った時にすぐにパチリと写真が撮れれば、後からゆっくりと見直すことができます。
シャッターボタンは、すぐに分かるところに付けられています。
下の写真は、私のドラレコ(ケンウッド)で撮影した写真です。かなりワイドに周辺情報を撮影することができます。
ブログへの掲載上、前車のナンバーはモザイクをいれましたが、原画でははっきりくっきり写っていますよ。
もちろん、写真は別ファイルに保存されますので、消えてしまうことはありません。
取り付けの容易さはどうか?
これは、自分で取り付けたい方への情報です。ドラレコの取り付けは、実は車の電装品の中にあって、かなり簡単な部類に属します。本体は、フロントウィンドに貼るだけですしね。
その簡単さが、最大限に発揮される取り付け方式は、「シガーソケットに電源プラグを差し込むだけ」というものです。
この方式のドラレコであれば、配線不要で、なんと10分あれば取り付けができます。
上記のランキングでガーミンを3位にしたのは、ここがヒューズ電源になっていることもあるんですね。でも、常時電源に直結できる配線もできるので、駐車モードが長時間オーケーだったりします。一応3位にしてますが、ガッツリとドラレコを使いたいならば、取り付けの手間はたいした問題ではないかも知れません。
→ ドライブレコーダー取り付け!簡単配線なら10分でOK!
駐車時のイタズラも録画できるか?
これもあると心強い機能です。駐車時に車に何らかの力が加わると、G(加速度)センサーがそれを検知して、その瞬間から録画を始める機能です。
犯人がドラレコに録画されるかどうかは運まかせですが、少なくとも異常が発生したことは記録できます。
ショッピングモールやファミレスなどで、目の届かないところにしばらく駐車するような時に、ONにしておくことができます。
この機能は、ドラレコに内蔵バッテリーが装備されていることが条件となります。おすすめ3機種は、もちろんこの駐車時記録用のバッテリーを内蔵してます。
さいごに
ドライブレコーダーが、一般の車ユーザーにも販売されるようになったのは、2007年ごろだったと記憶しています。
新しいパーツが大好きな私は、すぐにそれを買い求めて満足していたのですが、3年ほどの周期で、性能が2倍に、そして、価格は1/2になっていきます^^;
今回は、私にとっては3代目(3台目?)となるドライブレコーダーの購入となりましたが、調べれば調べるほど、その高性能ぶりには感動を覚えました。昔を知っているだけに。
あの頃、大金をはたいて取り付けたのは何だったんだ(笑)?
今は、ありがたい世の中です^^
現在でもまだドラレコは、ユーザーがオプションで装着するものとなっていますが、これも早晩、基準が変わるだろうと予測してます。
ドライブレコーダーは、すべての車に標準で付いてくるもの。そしてそれは、今のドラレコの機能に加えて、ETCやナビ機能、さらには自動ブレーキ機能なども統合されたものになるような気がします。
でも、もしそうなると、ドラレコで遊びにくくなるんじゃないかな?
今のドラレコは、事故映像記録よりも、スマホやデジカメと同列に記録デバイスとして、そしてそれはドライブに特化された記録デバイスであるところが楽しいのです。
さあ、ドライブレコーダーが世の中から消えてしまわないうちに、あなたも1台買い求めて、ドライブの記録を楽しみましょう♪
本記事がお役に立てば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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私は、10日前貰い事故にあいました。スピードが出ていなかったので、エアバッグが作動するほどの事故ではありません。ところが、事故の場面だけイベント記録がありません。前後の記録は残っています。故障してないのにどうしてとユピテルに問合せたところ、取説書の注意事項にすべての事故記録が残るとは限らないと記している、と言ってとりあってくれませんでした。また、私の相談に対し真摯に受け止めより安心できる製品開発に取り組みたいという前向きな言葉もありませんでした。取り付けてまだ、4ヶ月足らずです。事故記録が保存できないドラレコはまだ、信頼できないのではないですか?消費者をだますような商品説明はやめたほうがいいのでは?
矢野さん、こんにちは。
コメントいただき、ありがとうございます。
事故に遭遇されたとのこと、心中お察し申し上げます。
イベント記録は加速度センサーが検地しますが、これが結構気まぐれだと感じています。
少しの路面の振動でも記録することも有るし、かなりのユレでも反応しなかったり。
なので私は対策として、何か記録を残しておきたいような状況になった時は、SDカードを抜き取るようにしています。
これにより、たとえ「イベント」としては記録されていなくても「走行記録」としては残ります。
まだまだ進化途上のドライブレコーダーですが、装着することのメリットは大きいと思います。
さらに使い勝手の良い製品が多く出てくることに期待しています