自動車保険が、2013年度に、ひっそり、かつ、どんどん値上げされている
という事実をご存知でしょうか?
2013年4月に自賠責が上げられ、次いで任意保険も2013年10月から、
ある意味、恐ろしい新制度に移行されているんですよ(゚д゚)!
知らないと、大損する可能性もあります。
私の車(2000ccの普通乗用車)は、この2013年8月に車検を受けたのですが、
その時には、自賠責保険料が大幅に上がっていて、驚きました。
私の車の場合、前回車検では、24,950円だった自賠責保険料が、
今回車検時は27,840円でした(-_-メ)
なんと、12%も上がっているんですね!
でも、自賠責は強制保険なので、これは仕方ないとしましょう。
問題は、任意保険のほうです。
私の場合、任意保険も車検の際に更新していますので、
その時に、保険会社の人に説明を求めて、いろいろと聞き出したのですが、
新制度は、相当にやっかいです。
新制度は、どこの保険会社でも共通です。
ここでは、この自動車保険の新制度について、
- どう変わったのか?
- 注意すべき点はどこか?
- 保険料はどれくらい上がるのか?
- 事故を起こしてしまった時には、どうすれば良いか?
これらについて、分かりやすく説明してゆきます。
新制度は、どう変わったの?
いきなりですが、新制度の核心いきます!
それは、
事故を起こしたドライバーに、極めて厳しい
ということになります。
「前科者(^^;?」にペナルティを与える制度は、免許制度などでも
おなじみですが、今回の、自動車保険の新制度は、
その対象期間が長く、また値上げ額も大きい、苛烈な内容です!
ちょっと、法務管理者的な言い方をすると、
「あなたは、再犯の可能性のある危険人物につき、今後も、
管轄の管理監督庁が、厳重に行動を監視します!」
といった感じでしょうか。
このような、ニュアンスが入っていることを感じるのは、
私だけかもしれませんが(^▽^;)
保険料節約の究極の対策も、結論いきます!
それは、
絶体に事故を起こさないこと!
で、これに勝る対策はありません。
ま、当たり前のことなんですが(*´▽`*)
当たり前のことが、なかなかできないのが、この世の常でもあるわけで。
ということで、もしもの時の知識として、
次の章で、もう少し内容を噛み砕いて説明していきます。
どんなところに、注意がいるの?
最大の注意点は、
事故後3年間は、前科が付きまとう!
ということです。
ここで、説明のために、モデルケースとして17等級の人を設定します。
この人が事故を起こして、保険金をもらうと、翌年の等級は、
3ランク下がって、17 - 3 = 14等級になりますよね。
等級が下がるので、もちろん保険料は上がります。
14等級の保険料 > 17等級の保険料
ここまでは、よくご存じだと思います。
さて、今までの制度で、この14等級の保険料を見た場合、
事故ありの14等級の保険料=事故なしの14等級の保険料
だったのですね。
単に、「等級が下がったよ」と言うだけで、許してもらえたわけです。
ところが、新制度では、こんなになってます。
事故ありの14等級の保険料>>事故なしの14等級の保険料
ここで、厳しくペナルティを科せられるわけです。
しかも、このペナルティは、事故後3年も続くので、
14級に下げられた後の3年間は、こうなります。
事故ありの14等級の保険料>>事故なしの14等級の保険料
事故ありの15等級の保険料>>事故なしの15等級の保険料
事故ありの16等級の保険料>>事故なしの16等級の保険料
事故後、4年目にやっと、無罪放免となって、社会復帰できます(笑)
保険料は、もと通りとなり、こうなります。
過去に事故ありの17等級の保険料=事故なしの17等級の保険料
保険屋さんも、なかなかやってくれますね(≧◇≦)
保険料は、どれくらい上がるの?
気になる保険料ですが、17等級の標準的な保険料を56,000円/年として
比較してみました。以下の表のようになります。
事故なしの場合 | 等級 | 事故ありの場合 | 等級 | |
2014年の保険料 | 56,000円 | 17 | 56,000円 | 17 |
2015年の保険料 | 54,000円 | 18 | 85,000円 | 14 |
2015年の保険料 | 51,000円 | 19 | 83,000円 | 15 |
2016年の保険料 | 46,000円 | 20 | 79,000円 | 16 |
合 計 | 151,000円 | 247,000円 |
スタートの2014年は、同じ等級、同じ保険料ですが、事故を起こした後は、
大きな差が付いていることが、お分かりいただけると思います。
この3年間の保険料の差額は、
247,000円 - 151,000円 = 96,000円
にもなります。
何と!3年間で10万円近く、多くの保険料を払うことになります。
事故を起こしてしまった時に、注意すべきことは?
最も注意すべき点は、ちょっとした事故を起こしてしまった際に、
保険を使うか?使わないか?
を、検討しなければならないということです。
今までは、5万円程度の費用がかかる事故であっても、
「保険でやっちゃおう!入ってて良かった~!」
というノリで処理していましたよね?
ちょっと待った!ここは、じっくり見直しをしましょう。
具体的には、事故をやってしまった場合に、
まずは、保険会社(代理店)の人に相談することです。
相談さえすれば、ちゃんと損得を計算してくれます。
そして、トータルでの費用を知り、保険適応の可否を判断します。
何も相談しなかったら、保険会社も商売ですから、少額の事故でも、
喜んでホイホイ保険金を、出してくれます。
すると、翌年の更新時に、目が点になるわけです(・・;)
まとめ
事故を起こして、保険金を請求した人には厳しい内容に
なっていることは、ご理解いただけたと思います。
では、無事故の人が優遇されるようなことが、あるのでしょうか?
残念ながら、答えはNO!です。
実は、2013年10月からは、事故を起こしていない人に対しても、
シラッと、基本保険料が上げられているんですよね、これが(@_@;)
値上げ率は2%弱と小さいのですが、確実に上がってます。
背景には、高齢者事故の増加があるそうです・・・
「明日はわが身」なんで、文句を言えないところがつらいですね。
保険事情が悪くなる一方の中で、最大の防御は、
絶体に事故を起こさないこと!
これにつきます。
事故を起こすと、鬱陶しい事故処理と、苛烈な保険料値上げとの
ダブルパンチが待ってますよ~
どうぞ、安全運転を励行されてください。
次回の記事では、保険料節約のポイントについても
触れてゆきたいと思います。
以上、お役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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