職場で、お客様を迎えた時に、お茶を出す機会は多いものです。
お茶は、ビジネスにおいても、おもてなしの第一歩として重要です。
自宅で、気の置けないお客様の場合であれば、和気あいあいとやれば、
それが一番なんですが、職場での大切なお客様の場合は、失礼がないように
しなければなりませんよね(・・;)。
そのような席で困らないように、ここでは、煎茶と和菓子に絞って、
その出し方について、フォーマルなマナーについて簡潔にまとめてみました。
キッチン(給湯室)での準備では?
2. 和菓子は、個別包装の袋から出し、菓子皿にのせる
3. 練りきり菓子やようかんには、かならずようじを添える
4. 菓子皿に敷き紙を敷く時は、角が左上になるように折る
煎茶の場合は、味が均等になるように、キッチンで人数分の茶碗に
注ぎ分けておきます。
お茶の量は、茶碗の7分目が上品な量です。
茶碗と茶托は別々にお盆に乗せます。お盆の空いているところに、
清潔な布巾を置いておきます。
お菓子は、銘々皿に乗せて準備しておきます。
客間でのマナーは?
茶碗を茶托に乗せる前に、茶碗の底を布巾で拭きます。
もし茶碗が濡れていると、茶托とくっついてしまう事があるので、
これを避けるためです。
お盆の置き場所ですが、サイドテーブルや、テーブルの端に置きます。
もし、和室であれば、畳の上に置きます。
入室に、ノックが必要な部屋の場合は、必ず3回ノックします。
2回ノックは、お手洗いでのマナーですので、お客様に失礼にあたります。
ノックが不要な場合は、「失礼します」と小さな声を添えて入室します。
退室の際は、出入り口の手前で、軽く頭を下げてから退室します。
全員に、出し終えたら「失礼いたしました」と一声かけましょう。
お茶とお菓子の位置は?
2. おしぼりを用意した時は、おしぼりが一番右側
3. 茶托に木目が付いている場合は、木目は横向きにする
4. 絵柄の付いている茶碗は、絵柄をお客様のほうに向ける
お茶とお菓子のどちらを先に出すかは、
お客様に対して、左右どちら側から出すかによって決まります。
- 左側から出す場合 → お茶から
- 右側から出す場合 → お菓子から
これは、先に出したものの上を、別のものが通過しないようにするためです。
お客様の左右からお茶を出す事ができない時は、
「前から失礼します」と、一声かけてから出すようにします。
オフィスで特に気を付けたいことは?
それは、お客様の来訪目的が、商談や会議であることです。
お茶は、お客様の本来の目的を邪魔しないように、
そっと出す配慮も、必要になってきます。
お茶やお菓子は、お客様の正面に置くことが基本ですが、
オフィスやショールームでは、そこにノートや資料が置いてあるケースが大半です。
この場合は、書類を避けてお客様の右手側に出します。
また、やむを得ず、書類などの位置を変えなくてはならない時は、
「失礼いたします」と一声かけてから、静かに動かします。
まとめ
お茶の出し方のマナーについて、身に付けておきたいことは、多くはありません。
フォーマルに考えても、上記の枠で囲った12項目だけです(*^^)v
それ以上に大切なことは、お茶でおもてなしをするという気持ちです。
この気持ちさえあれば、多少の粗相(・_・;)があっても、
お客様に、不快な思いはさせなくて済むものです。
私は、いつもお茶を出してもらう立場なのですが、
お茶を出してくれる人の気持ちは、しっかりと伝わってくるものです。
あなたのおもてなしの気持ちこそが、最も気持ちの良いマナーであることを
忘れないようにしてくださいね(^_-)-☆
以上、あなたのマナーアップのお役に立てば幸いです。
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