かっこいいスポーツサングラスをかけてみたい!
でもメガネをかけているという理由で、それを諦めてはいませんか?
実は私も、そのうちのひとりでした。
一昔前は、高嶺の花だった度付きのスポーツサングラス。
ありがたいことに、最近では激安の度付きスポーツサングラスが、いろいろなメガネ専門メーカーからリリースされてきました。
「それならば、いっちょう、それをゲットして試してみよう!」
ということで、約1年前に激安の度付きスポーツサングラスを購入し、以来、スポーツ(主に自転車)から日常生活まで、さまざまなシーンでそれを使ってみました。
激安品であっても、使えるのか?
ここでは、その率直なレビューを書き留めてみたいと思います。
選んだ度付きサングラス
使ってみたのは、大手メガネチェーン【メガネ本舗】のリリースしているAir Flex Athlete(エアフレックスアスリート)という度付きスポーツサングラスです。
これの存在は、昨年(2015年)の春頃に、新聞の折り込み広告でみつけました。
(上記の写真は、今年(2016年)のものです)
チラシのAir Flex Athleteの部分をアップでみると、特徴や価格がわかります。
なんといっても惹かれたのは、度付きレンズ付きで9,250円(税抜き)という激安価格。しかも、付け替えレンズや専用ケースもフル装備で付いてます。
これならば、普通のオークリーの半額以下かも^^
幸い、自宅の近くにメガネ本舗があるので、速攻で買い求めてみました。
さてその実力は?
では、次の章にどうぞ!
実力をレビュー
結論をザックリと言うと、以下のような感じでしょうか。
- 価格以上の価値がある
- サングラス機能は良い
- スポーツ用途にやや難あり
- ドライブ用途ではグッド
総じて、かなり満足度は高いです。
「やや難あり」としたところも、割りきって使えば乗りきれるレベルです。
この手のメガネは一昔前まで、かなりの高額であったことを考えれば、ありがたい時代になったと、つくづく感じます。
1本持っていて悪く無いですね~
ではもう少し具体的にレビューしてみます。
本体構造
構造の基本は、メガネです。
Air Flex Athleteは、新しいメガネをひとつ買い足すといった感覚でしょうか。
そのメガネに、サングラス機能のあるシールドを取り付けるタイプです。
サングラス部分は付け替えができますが、度付きレンズ部分はフレームに固定されており、取り外すことはできません。
なので、サングラス部分を付けずに、メガネ単体としても使うことができます。但し、この使い方をすると、非常に間の抜けた顔になりますので、おすすめしません(笑)
このサングラス部分の交換も、工具無しでワンタッチで付けたり外したりすることができます。
下の写真の矢印の部分に、パチンとはめ込まれているだけです。
ちなみに、度付きレンズは、韓国製の軽量プラスチックレンズが使用されていました。近視の度数が強い方も、ちゃんと圧縮レンズが準備されていますので、ご安心ください。
私もド近眼ですが、レンズの厚みは気にならないレベルで仕上がっています。
元々、この手の度付きスポーツサングラスが出始めた頃は、サングラス構造がメインで、それにレンズ(度付き)だけの入った(テンプルのない)フレームを、内側にアタッチメントで取り付けるタイプが主流だったんですね。
例えば、私がこれまで使っていたbolleのEDGEⅡという製品が、そのタイプでした。
度付きレンズ部分を入れなければ、単体のアイウェアとして、使うことができます。
どちらが良いのかは、コンタクトレンズの使用の有無で決めればいいです。メガネオンリーの方はAir Flex Athleteタイプの前者を、コンタクトレンズと併用されている方は後者となります。
私も、昔はコンタクトレンズとメガネとを使い分けしていたのですが、花粉症がひどくなってしまって、今ではメガネだけを使っています。なので、Air Flex Athleteでオーケーです。
構造で便利な部分は、サングラス部分を一瞬で跳ね上げができるところです。
暗いトンネルや、屋内に入った時にとても重宝します。
かけ心地
フレームの形状は、スポーツ用のアイウェアそのもので、上から見ると、まんまるこ!
頭の形にそって回りこむような形状で、フィット感は高いです。
度付きのスポーツサングラスは、かけた時の最初の見え方に注意が必要です。普通のメガネと違い、レンズ部分が湾曲していて顔に近い位置にあるからです。
普通のメガネと比べると、こんな感じになります。
顔にフィットするように、かなりレンズ部分も湾曲していることが分かりますね。
普段使いのメガネと同じ度数が入っていても、かけた時に違和感を感じます。
これは、慣れるしか仕方ないのですが(しばらくかけていると慣れます)、私はこの違和感を少しでも和らげるために、通常でもスポーツタイプのメガネを愛用しています。
上の写真のメガネは、【眼鏡市場】のアイアスリートというスポーツ用メガネで、日常使用から夜間のスポーツまで、活躍の幅が広いスグレモノです。
通常のメガネよりフレームが湾曲しているので、多少でもかけ替えた時の違和感は減ります。
ちょっと余談となりますが、私は自転車競技が趣味です。このメガネは、その自転車用にカスタマイズしたものです。
自転車競技ってハンドルにかじりつくものなので、いわゆる上目遣いでメガネを使うことが多いんですね。なので、本来横長だったレンズ形状を、横方向を縮め、その分、上方向に広げる形で作ってもらったんです。
赤い点線がラインが、本来のレンズ形状でした。
(かなりいい加減な絵ですが、ご容赦ください^^;)
近眼でメガネが必需品であれば、いろいろ工夫がいるものですね!
メガネ重量
Air Flex Athlete(エアフレックスアスリート)の重量ですが、決して軽くありません。
私がド近眼で、レンズが分厚いというのも一因ですが、ミラーレンズのサングラスシールド付きで、46グラムもあります。
内訳は、メガネ部分が32グラム、サングラスシールド部分が14グラムです。
手持ちの他のメガネと比べてみると、
Air Flex Athlete
46グラム
アイアスリート
24グラム
普通のメタルフレームのメガネ
30グラム
です。
「一番軽くあって欲しいメガネが、一番重たい」という少し残念な結果です。
軽量メガネが主流となってきている最近のメガネ事情にあっては、この46グラムという重量は、かけてみてもすぐに重さを感じるほどです。
テンプル(つる)部分のフィット感がいいだけに、ノーズパッドにズシンと荷重が乗ったフロントヘビーなかけ心地を感じてしまいます。
ほら、メガネを作る時にかけさせられる検眼用メガネで、レンズを横から差し込む丸いメガネありますよね?
あのメガネをかけた時に近い感じです(笑)
これは、激安がどうのこうのという以前の問題なんでしょうね。度付きメガネで、サングラス部分が着脱式のものの、構造的な宿命なんだと思います。
激しいスポーツをすると、顔面が汗と脂だらけになるものですが、この状態になるとズリ落ちてきます。。。
こういうところが、最初に述べた、
- スポーツ用途にやや難あり
- ドライブ用途ではグッド
たる所以となっているわけです。
付属サングラスシールド
次の2枚が付属します。
- ブラウンカラーのミラーレンズ
- スモークカラーの偏光レンズ
下の写真の上がミラーレンズ、下が偏光レンズです。
レンズの材質ですが、取扱説明書によると、ミラーレンズの方はポリカーボネイト、偏光レンズの方はトリアセテートだそうです。
どちらのレンズも、紫外線を99.9%カットしてくれます。
ミラーレンズは、様々な強い光線が入り乱れている屋外用途に適しており、偏光レンズは、まぶしさが気になる車の運転時などに適していると言われています。
この両方のレンズが付いていることは嬉しいですね。
私は、運転時にもこのAir Flex Athleteを愛用していますが、偏光レンズの効果は絶大です。これだけでも、買った価値があると感じてますよ。
但し、この2枚のレンズ、決してキズに対しては強くないです。ここは少しマイナスポイントと言わざるを得ません。
1年間、かなりキズには注意して使ってきたのですが、結構小さなスリキズが付いてしまってます(特にミラーレンズのほう)。
この価格の製品に、レンズへのハードコーティングを求めるのは難しいと思いますので、ここは割りきって使わなくてはいけませんね!
その他の付属品
激安であるにも関わらず、付属品はたくさんついていて、すばらしいです。
これだけがワンセットです。
メガネケースの中には、ちゃんとスペアレンズも収納できるポケットがあります。
ソフトケースも、自転車に乗る時のスペアレンズの携行に便利です。
あ、もちろ超極細繊維のメガネ拭きも付いてましたよ。
これ以外に、
- 保証書
- 取り扱い説明書
- レンズ交換半額券
なども付いてました。
さいごに
いろいろと好きなことを書いてきましたが、日本の会社がプロデュースしている激安メガネは、どれをとっても優秀だと感じています。
昔の安物のサングラスって、かけただけで眼が悪くなりそうな、安っぽい「おもちゃ」感がありましたよね?
でも、今回紹介したこのスポーツサングラスは、激安とはいえ、れっきとした「光学機器」感があります。レンズの精度や性能に、何の不安もありません。
激安品でも、一定の品質が担保されている日本市場は、消費者にとってほんとうにありがたいところだと思います。
ただ、激安品は値段が安いぶん、高価で軽量な材質は使われていませんので、そこだけを割りきって使えば、高い満足感が得られるはずです。
普通のメガネでも、ある程度は目の防護効果はあるものですが、Air Flex Athleteのように、アイウェア構造のサングラスは、はるかに高い防護効果があります。
多少、ネガティブな部分があろうとも、視力を確保しつつ、まぶしい光や目に入るゴミを防いでくれる効果を考えれば、じゅうぶんに価値のある選択ではないでしょうか。
かっこいいアイウェアでスポーツを楽しみたいが、メガネをかけているだけでそれを諦めているなら、それはもったいないことです。
激安品であっても良い製品が選べる我が国では、今回私が使ってみた商品はメガネ装着者にとっては福音になり得ます。そういうところをまとめとして、この記事は締めていきたいと思います^^
そういうと、ここでレビューしているAir Flex Athleteを、実際にかけて私がトレーニングしているところの動画が別のページにあります。
よろしければ以下のページで、雰囲気をご確認くださいね。
体幹のトレーニング方法!自転車競技に効果的な方法は?
本記事が、お役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
記事内容で、わかりにくところがあれば、この下の「コメント記入欄」よりお尋ねください。ご意見・ご感想も大歓迎です。お気軽にお寄せください。
また当ブログ管理人の好きな「のりもの」関係の記事は、トップページ最上段に目次ボタンがあります。よろしければ、そちらから他の記事もどうぞ!
この記事と関連の深いページはこちら