縁結びと神話で名高い出雲大社。
参拝方法が、他の神社と違うところや、注意が必要なところが、
いくつかあります。
おなじお参りをするのであれば、正しい参拝方法で行い、
縁結びのご利益を最大化したいものです(´▽`*)
先般、遷宮の終わった出雲大社に行く機会を得ましたので、
参拝時に気をつけたいポイントについて、事前に詳しく調べ、
完璧な参拝をしてきました\(^o^)/
ポイントとして8つほどありましたので、情報共有のため、
記事にしました。ご参考にされてください。
ポイントその1 服装と靴
服装は、「普通」であれば良く、神経質になる必要はありません。
あまりにラフな格好は、神様が驚かれるので避けましょう。
白い服、あるいは白いもの(下着、靴下、ハンカチ等)を身に付けると、
気持ちがきよめられてよい、と言われています。
そういうと、神様に仕える人は、どこかが白いですね。
肌が大きく露出する服装は(特に女性)、普通ではないと思いますので、
これも避けておきましょう。
靴も、「普通」であればOKです。
ビーチサンダルやスリッパは、普通とは言えないのでNGですよ。
踵が高いヒールは、ダメということはないと思いますが、
なにより、境内を歩きにくくなるので、やめておくのが無難です。
ブーツも、よほど過激でない限り問題ないです。
ただ、もし出雲大社だけでなく、周辺の観光地を巡るのであれば、
靴を脱いで参観するところが結構あるので、はいたり脱いだり
するのが楽な靴(もしくはブーツ)がいいでしょう。
ポイントその2 一の鳥居(とりい)からスタート
出雲大社には、4つの鳥居があります。
これらを順番にくぐっていくのが良いとされています。
それぞれの鳥居は、違う素材で作られていて、
大きさや形も少しずつ異なりますので、面白いです。
鳥居は、南から順番に、一直線上に位置しています。
鳥居の位置関係や周辺の施設などが、分かりやすく記載されている地図を、
現地の観光案内所でゲットしましたので、リンクを付けておきます。
リンクをクリックすると、別ウィンドでPDFファイルが開きます。
簡単に保存や印刷ができますので、ご活用ください。
出雲大社周辺マップ
では、その鳥居の雰囲気を、写真で紹介しますね。
- 一の鳥居(宇迦橋の大鳥居) 素材→石
この鳥居は、門前町である神門通りの入口にありますので、
車で行くと、ほとんどの場合、下をくぐることになります。 - 二の鳥居(勢溜の大鳥居) 素材→木
出雲大社の境内の入口にある鳥居です。
出雲大社の大駐車場に車を停めた場合、近道の小道を進んでしまうと、
この二の鳥居がカットされてしまいますので、注意してください。 - 三の鳥居(松の参道の鳥居) 素材→鉄
松の参道入り口にあります。鳥居をくぐった後は、左側の通路を歩きます。
理由は、後述します。 - 四の鳥居(銅の鳥居) 素材→銅
日本最古の銅製鳥居だそうです。これにふれると金運がつくとのこと。
(写真で、しっかり触ってるのは私です(*^^*)
各鳥居をくぐる前には、一礼をします。
また、お参りが終わって、鳥居をくぐって出た後も、一礼します。
ポイントその3 参道は端を歩く
参道の中央は、神様がお通りになるところなので、
ここは通らないようにします。
出雲大社では、左右どちらを通るかは、決められていませんが、
みなさん、だいたいは左側通行されてました。
とりわけ、松の参道の中央は神聖なところで、神様と、
皇族やお殿様だけが、歩くことを許されている道です。
松の根を守るためにも、通行厳禁です。
ポイントその4 手水の使い方
手水は、全国共通の作法があります。
覚えておくと、どこに行っても、この方法でOKです。
基本的なお清めの順番は、
- 左手
- 右手
- 口をすすぐ
- 左手(二回目)
- 柄杓(ひしゃく)の柄
となります。
これは、プロの技を動画で見てください。
すごく美しい所作で、手水を使われてます。
再生時間は、46秒です。
ポイントその5 拝礼方法
出雲大社での拝礼は、一般の神社とは少し異なる方法です。
二拝四拍手一拝となります。
順を追って、説明します。
1. 最初に、お賽銭を入れる
注意することは、お賽銭はポイッと投げ入れてはダメです。
神様に物を投げつけることは、不敬な行為だからです。
静かに、落とすように入れましょう。
ちなみに、お賽銭の額で人気があるのは、
- 15円(十分ご縁がありますように)
- 45円(始終ご縁がありますように)
- 415円(良いご縁がありますように)
だそうです(´▽`*)
2. 二拝する
神様への、ご挨拶の儀式です。
腰を90度に曲げて深く礼をします。
3. 四拍手する
四回、手を合わせるわけですが、この時左右の手は、
上下に少しずらせて拍手します。
これは、
節合わせ → ふしあわせ → 不幸せ
を避ける、という意味があります。
4. 神様に祈る
祈り方にも、マナーがあります。
まず、自分の名前と住んでいるところを告げます。
それから日頃の感謝を伝え、最後にお願い事をします。
いきなり、お願いだけするのは、ムシが良すぎますもんね。
5. 一拝する
最後に、もう一度深く礼をします。
ポイントその6 ご本殿西側でも拝礼
出雲大社は、ご本殿の内部に入ることはできません。
ご本殿の周囲を一回りすることになりますが、
そのとき、ご本殿の西側からもう一度、拝礼します。
ご本殿の神様は、西を向いて鎮座されているからです。
西側には、写真のような拝礼場所が設けられています。
ポイントその7 お守り・おみくじは最後に
ご本殿正面の左側に、社務所があり、お守りなどを
買うことができますが、参拝前に買うのはNGです。
ちゃんと神様にご挨拶を終えてから、最後にお守りを授かります。
おみくじも同じです。
本殿の周りを一周して、そのあと、隣接する神楽殿にもお参りし、
すべてのお参りを済ませてから、最後に、ここに立ち寄ります。
お守りは、1年経てば、返納するのが一応ルールです。
また、おみくじは、結び場に結んで帰ります。
でも、良いくじが出れば、持って帰ってもOKですよ♪
お隣にある神楽殿でも、注意してほしいことがありますので、
次に説明します。
ポイントその8 しめ縄にお賽銭を投げない
神楽殿は、祭典、ご祈祷、結婚式のための社殿で、
ここには、日本最大の大しめ縄があります。
長さ13.5m、重さ4.4tだそうです。
下の人と較べてみると、その大きさがわかりますね!
ここで、やってはいけないことは、
大しめ縄に、お賽銭を投げることです。
結構、お賽銭がしめ縄に突き刺さってたので(^^ゞ
ご縁を求めてやりたくなるのですが、これはダメです。
神様や神物に向かって、物を投げることは、失礼にあたるということを、
思い出しましょう。
以上で、出雲大社の参拝方法において、注意すべきポイントは、
網羅できました。
正しい参拝方法でお参りすることにより、気持ちも引き締まり、
よって、縁結びのご利益も高まるのではないでしょうか。
以上、ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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はじめまして 今度出雲大社に行く予定なのですが、今までのよその神社やお寺のお守りがあるのですが、持って行って奉納して貰っても良いのでしょうか?良く神社に行くと、去年の物を焼く所があるとおもうのですが、そういう場所はあるのでしょうか?
吉原さん、こんにちは。
コメントいただき、ありがとうございます。
お守りの返納ですが、他の神社やお寺でも受け取ってもらえます。
ただし、神社のお守りは神社に、お寺のお守りはお寺に返納するのが原則です。出雲大社は神社ですので、神社のお守りであればオーケーです。
>去年の物を焼く所があるとおもうのですが、そういう場所はあるのでしょうか?
→目に見えるようなところにはありません。ですが「お焚き上げ」と書かれている返納場所がありますので、そこを探して返納されてください。
もし場所がわかりにくければ、社務所やお守りの販売所に頼んでも預かってくれますよ。
あとは出雲大社の方でちゃんと焼いて処分していただけます。
以上、ご参考になれば幸いです。
大変参考になりました。ありがとうございますます。一つお聞きしたいのですが、お賽銭を用意するのに、何箇所あるのか教えて頂けますか!
杉山さん、こんにちは。
コメントいただき、ありがとうございます。
お賽銭が出来る場所ですが、はっきりと憶えていないのですが、少なかったです。
せいぜい数箇所くらいだったかな?
あいまいな答えで恐縮です。
周辺観光もされると思いますので、小銭は多めに持っていかれることをおすすめいたします。