ロードバイク700C!タイヤの周長を正しく知りたい人はこちら


速度計測が命のロードバイクにおいて、必須アイテムのサイクルコンピューター。

これを使う限りは、少しでも正確な数値を知りたいものです。

正確な速度や距離を、サイクルコンピューターに計算してもらうには、正確なタイヤ周長を、入力しなくてはなりません。

特に、タイヤを交換したあとは、たとえ同じ表示がされている場合でも、周長を計りなおして、正しい周長にリセットすることをおすすめします。

同じサイズ表示であっても、メーカーや、タイヤ特性によって、かなり周長に差があるからです(^▽^;)

ここでは、お使いのタイヤの周長を簡単に知る方法を、紹介します。

ご活用いただき、あなたのサイクルライフにお役立てくださいね(*^^)v

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タイヤ周長の求め方

もっとも、簡単で、かつ正確に周長を知る方法として、おすすめできるのは、

  • 700Cホイールの外径を正確に計り、
  • 計算によって周長を出す!

という方法です。

それでは、以下にその方法を、写真を中心にして解説します。

 

1. タイヤを、壁にまっすぐに立てかけます

DSC01409

この時、タイヤには指定空気圧を入れておきましょう。空気圧の高低で、直径は軽く2mmくらい変わってしまいますので。

写真のように、地面から垂直に線が立ちあがっているところを、利用すれば便利です。このような場所をさがしましょう。

バルブ、ハブ芯、リムのジョイント(バルブの対面)をこの直線上に並べます

 

2. タイヤ(ホイール)の直径を計ります

DSC01414

適当なもの(写真では直尺)を、タイヤの頂点に当てて、背を計ります。

柱のキィズーは、おととーしぃのぉ♪」のノリでやりましょう(^^♪

 

3. 柱に傷を付けます^^(マーキングします)

DSC01415

写真では、油性のマーカーでドカンと太い線を描いちゃってますが、ここは、できるだけ細い線として、精度を追求しましょう。

 

4. マークの高さを計ります

DSC01420

この場合、680mm(タイヤサイズは、700×25C)でした。

地面から垂直な線があると、ここでも巻尺が斜めにならないので、正確に測れますね(^^♪

 

5. この値から、周長を算出します

この計測値に、円周率(3.14)を掛ければ、OKです。

願いましては!
680×3.14=2135 mm
ご名答!

この数値を、サイクルコンピューターに入力します。

少し細かいことなんですが、ここで使う円周率は、できるだけ正確な値を使いたいものです。ま、個人的なこだわりなんですけど(^▽^;)

 

余談ですが、最近の学校では、円周率を「」と教えてるとか(@_@;)

上の計算を、「3」と「3.14159」の両方で計算してみると、結果に4mmも差が出ます。

私は、典型的なO型人間なんですが、なぜかこれが許せない(^▽^;)

えーと、少し話が脱線しましたが、正確な周長の出し方を、ご理解いただけたと思います。

簡単でしたよね!

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6. さらに正確な周長を求めるなら

さて、ここまで紹介してきた周長算出方法は、あくまで机上の計算値です。

実際の路上での走行においては、タイヤに掛かる荷重や空気圧などの変動要素の影響を受け、計算値通りの周長とはなりません。

これを補正する方法として、道路に記載されている「距離マーカー」の利用をおすすめします。

例えば、10kmの指標を走って、その時のサイコンの距離数が、10.1kmだったとします。この場合、1%の誤差がでてますね。

実際の距離より1%長い数値が示されるということは、設定したタイヤ周長が1%短いということです。なので、設定数値を1%大きくすればよいことになります。

この要領で、設定数値を修正していきます。

定期的にこの距離マーカーをチェックする習慣をつければ、実測に基づいた正確な周長を知ることができますね♪

 

参考として

サイクルコンピューターの製品品質では、世界一と言っても良い、キャットアイ」の取扱説明書には、次のように記載されています。

確たる権威の発する情報ですので、最後に紹介しておきます。
↓     ↓     ↓

 

タイヤの空気圧を適正にし、タイヤ接地面にペンキ等で印を付けて乗車します。
タイヤを一回転させ、路面に付いた印の間隔を計ります。
目安として、「周長ガイドライン」を活用してください。

 

「ペ、ペンキなんですか(・_・;?)」と思ってしまいました。

乗車して、完璧にまっすぐに進むのも、至難の業です。

私も、始めは素直に、この手のやり方を実践していたのですが、計りなおすたびに、長さがセンチ単位で変わるんですよ(≧◇≦)

二人がかりで30分くらいやれば、だいぶ精度があがりますけどね(^▽^;)

ちなみに、キャットアイの「周長ガイドライン」によると、700×25Cの周長は、2105mmになっています。私のタイヤの実測値(2135mm)と、30mmも差があります。

市井の1ユーザーが、権威に物申すのはいささか不遜なのですが、私としては、身長測定方式が正確と思うのですが!(^^)!

楽して正確 >>> 苦労して誤差だらけ
が、いいですよね?

ぜひ、勝ち組に入ってください!

以上、お役に立てれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

記事内容で、わかりにくところがあれば、この下の「コメント記入欄」よりお尋ねください。ご意見・ご感想も大歓迎です。お気軽にお寄せください。

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24件のコメント

  • 通りすがり

    具体的差異は不明ですが、実際に走行したときの横ぶれ、体重負荷等が反映されないと思います。

  • 管理人

    コメント、有難うございます。

    体重付加は、後輪から信号を取る時には、考慮したほうがいいでしょうね。
    前輪の場合は、体重負荷の影響以上に、内圧の変化によるタイヤ外径も、誤差の要因になると思います。
    また、タイヤの摩耗も、数値を変えていきますね。

    精度がもっと向上する測定方法をみつけたら、また記事にしたいとおもいます。
    ご意見ありがとうございました。

  • 通りすがり

    別人の通りすがりですw
    製品マニュアルに付いている簡易表も、結構メーカーで誤差ありますよねぇ

    cateyeで25cでは2105mmだけど、sigmaだと25cでは2146mmってなってたり
    まぁ普段使いならそうそう問題はでないでしょーけども
    特に最近はタイヤの構造も随分多様化して変形具合が変わってるから
    難しいんでしょーねー

    • 管理人

      通りすがりさん、コメント有難うございます。

      おっしゃる通りで、製品マニュアルに表示されている数値はバラバラです。
      これは、思うに、どのタイヤを基準に数値を決めたか?によるんだと思います。

      そのタイヤですが、これがまた同じサイズ表示がされていても、
      メーカーによって太さがまちまちですし、同じメーカーであってすら、
      作られた年代や、仕様によって、サイズが変わります。

      そういう観点から、正確な数値を入力するのは難しいんですが、
      少しでも精度を出そうとすると、やはり実測かな、と考えてます。
      一方、そこまで数値にこだわることもないのかなと(笑)
      ご判断は、みなさまにおまかせしたいと思います。

  • さざ波

    65歳でクロスバイクの魅力に取り付かれ、自転車に対する知識を少しでも得ようと関連の記事を読ませてもらっています。う~ん!と唸らせる知識に感激しています。

    • 管理人

      さざ波さん、こんにちは。
      コメントいただき、とても嬉しいです。
      ありがとうございます。

      自転車は、いくつになっても、身体に優しく楽しめる、
      素晴らしい趣味だと信じて疑っておりません^^

      私も、生きてる限り乗り続けますが^^;、
      さざ波さんにおかれましても、おおいに自転車をエンジョイされてください(^^)/
      本ブログが、その一助になれば、これ以上の喜びはありません。

  • しの

    なんだったらセロテープと服の採寸用のメみたいなのを併用してタイヤをぐるっと囲んでしまうのもよさそうですね!

    • 管理人

      しのさん、こんにちは。
      コメントいただき、ありがとうございます。

      なるほど!セロテープは名案ですね^^
      タイヤにくっつくから、正確な周長が出せそうです。
      トレッドの接地面についてたゴミも取れるかも(笑)

      アイデアをいただき、ありがとうございました!

  • 老D

    私は標準値で初期設定後に国道脇などにある距離マーカーとの誤差で修正しています。
    1Km, 5Km, 10Kmでメモして計算値が大きくずれていないか確認後に再設定すれば完璧です。

    • 管理人

      老Dさん、こんにちは。
      コメントいただき、ありがとうございます。

      >国道脇などにある距離マーカーとの誤差で修正しています。
      なるほど!!!これは素晴らしい方法ですね^^
      目からウロコです。さっそく、やってみます。

      情報提供いただき、ありがとうございました!

  • リキマル

    こんばんは、こんな楽しい記事もあったんですね。タイトルからだと、多分表にしてあって、タイヤを当てはめれば、外径か周長が出るのだと思っていましたが、いやはや。
    700X25Cで説明していますが、タイヤにペンキを塗るは野蛮ですね。かげさんの出し方も、タイヤのへこみが考慮されていません。(何故へこみを考慮してないか、後で教えて下さい)外周2135と2105ミリの場合、直径では680と670ミリで10ミリ差があります。多分標準空気圧、標準荷重でタイヤが5ミリへこむんでしょうね。私としては、2105ミリの周長を応援したいと思います。

    • 管理人

      リキマルさん、こんにちは。

      >何故へこみを考慮してないか、後で教えて下さい
      この部分は、記事を書く時にも、いろいろと調べてみたんですよ。

      700X25Cで、前輪に標準内圧を張った時の、設置長さ(弦長)は50mmほどです。
      前輪は、元から荷重がかからないので、ほんとに設置面積は少ないです。

      さてこの時のタイヤの沈み(弧の矢高)を公式に入れて計算すると、半径を1050mmと仮定すると、わずか0.3mmです。
      25mmのタイヤが5mmも凹むことは、パンクした時くらいです^^;

      0.3mmなると、ほとんど測定誤差の範囲内となってしまうし、これを気にするなら、タイヤの使用空気圧や摩耗なども、すべて気にしていかなくては意味がないということになってしまうんですね。

      それで、悩んだ末にとりあえず、上のような内容にしました。
      またちょっと、いい方法を考えてみます。

      ご意見、ありがとうございました。

  • リキマル

    こんばんは、何か難しくなりそうですね。昔やったようなやらないような、弦長は50ミリですね。
    Θは8度~9度位で宜しいでしょうか。
    半径は1050ミリでなくて、680÷2=340でお願いします。
    ちょっと検算してみます。d(弦長)=2rsinΘ/2≒50mm になりますね。
    h(矢高)=r(1-cosΘ/2)≒1mm あらま~全く5ミリとは程遠いですね。
    でもこれは3次元の世界ですから、タイヤの断面、直径25mmの円でも
    計算して、本当に1mmしかへこまないか、検算の必要がありますね。
    へこみ方も横にはらむような形になると思います。
    私も最近頭の回転が悪いので、(昔からか)白黒なしでグレーが良い様な気がします。
    かげさんの言うように、前輪と後輪では全然違うと思います。
    するとタイトルは、前輪・・・・ (うそですゴメンナサイ)

    • 管理人

      リキマルさん、こんにちは。

      >680÷2=340でお願いします。
      うわー、おっしゃる通りです。すみません。大勘違いです(滝汗)
      計算しなおしてみると、矢高は0.92mmですね。

      うーむ、これは無視できない数値ですね。
      これを機会に、記事を修正します!
      しばし、お待ちを。

      ほんとうに、貴重な提案をありがとうございます。

  • 倉敷のやちゃん

    CATEYEのサイクルクルコンピュータは2台目です。1台目は有線式でしたが接触不良により無線式に変更しました。

    先日からスピードを計測しなくなって発信機側のボタン電池を交換しても測定したりしなかったりでおかしいな?コンピュータの表示はちゃんとされているのになー。

    取扱説明書を読み直したところ電池が切れ始めるとスピードを計測しなくなります。と注意が。

    時計表示してるのになぁ〜と思いましたが。取替えました。データーを書き留めて。

    その時タイヤの設定がよく解らなくて実測した時の経緯から検索して記事を読んでいます。

    今はクロスバイクに乗っていますが、多少憧れているロードバイクも乗ってみたいなぁ〜と思いますが、妻に置き場が無いよと言われ思案中。

    • 管理人

      倉敷のやちゃんさん、こんにちは。
      コメントいただき、ありがとうございます。

      サイクルコンピューターは、電池が切れた時が、替え時かもしれませんね。少しもったいないですが。。。

      実は私もつい最近、買い替えました。キャットアイの「パドローネ・スマート」というモデルです。

      これはその名の通り非常に賢くて、速度や距離はGPSデータから読み取ることができます。なので、どの自転車にもすぐに装着できるし、タイヤ周長を入れなおすような必要もありません。地図と連動できるので、走ったルートの記録もできたりします。あまりの進化にびっくりです^^

      自転車の置き場には、苦労しますよね。私はロードは家の中に置いていますが、車輪は天井から吊るし、フレームは大きな袋にくるんでます。クロスバイクに比べて、軽いし、分解も楽なので、楽に収納できますよ。

      ぜひ奥様を説得して、ロードバイクの世界に^^!

  • ひで

    別記事のタイヤの規格は、とても参考になりました。
    ありがとうございます。
    私がタイヤ周を入力する場合、初期値として説明書の数値を入力したうえで、多摩川のサイクリングロードへ行きます。
    道に書いてある距離表示を使って1000mを漕いで、スピードメーターの距離表示との割合を求めて、タイヤ周を補正しています。
    自分の体重でタイヤが変形する分も含めて補正されるので、精神的にもすっきりします。

    • 管理人

      ひでさん、こんにちは。
      コメントいただき、ありがとうございます。

      >道に書いてある距離表示を使って1000mを漕いで、スピードメーターの距離表示との割合を求めて、タイヤ周を補正しています。
      なるほど、距離マーカーを使っての誤差補正ですね。これがいちばん実践的な計測方式ですね。

      早速ですが、記事にこの部分を追記させていただきました。「6. さらに正確な周長を求めるなら」という項目です。

      貴重なご意見をいただき、感謝しております。

      ありがとうございました!

  • ナナシ

    私はキャットアイのパドローネスマートプラスを使って居るのですが、メーカー基準の物を使用しています。
    そもそも正確な距離が知りたければガーミン等を使えば良い訳ですから。
    ソレも有ってかキャットアイさんからGPS式が出たのだと思います、GPSは距離に関してだけは嘘を付きませんからね。速度に関しては別ですので、ある程度の速度が判ればソレで良いですし。

    • 管理人

      ナナシさん、こんにちは。
      コメントいただき、ありがとうございます。

      >私はキャットアイのパドローネスマートプラスを使って居るのですが、
      →私も半年ほど前からパドローネスマートを使ってます!

      >ソレも有ってかキャットアイさんからGPS式が出たのだと思います
      →いやー、時代は変わりましたね。ほんとにそのとおりだと思います。

      私はGPSアプリの方は、「Cateye Cycling」と「STRAVA」のふたつを使ってます。両者の間には微妙に距離や時間に差が生じますし、センサーで計測した値とも差が出るのですが、いずれも誤差の範囲内です。

      きっと長い距離を走るほど、GPSが正確になるんでしょうね。

      あと数年もすれば距離や速度はGPSでの計測が主流になると思われますので、この記事もそのころには静かに削除することになりそうです^^;

  • きょんぴー

    いえ、大切ですよお!!
    室内サイクリングやレースもあります!先日室内競技場でとったデータではGPS計算が今のところ(衛星の数的にまだ?)不安定でデータが抜けていました。

    そこで0.01秒に一喜一憂気にしている自分にとってはなかなかGPSだけでは今のGPSの性能だけでは不安定なので、この記事と探究心を後世に残してくださいませ!!
    そして、大変参考になりました。ありがとうございます

    • 管理人

      きょんぴーさん、こんにちは。
      コメントいただき、ありがとうございます。

      記事を守っていただき、ありがとうございます^^

      GPSがどれだけ正確になっても、お手軽なアナログでの設定&計測はなくならないでしょうね。

      腕時計の世界でも、GPS&電波&ソーラー&スマホ連動などのすごいモデルが続々と登場してきましたが、それに反するように機械式時計の人気も高まってますもんね。

      これからもどんどんアナログな世界を探求していきます!

  • あんちゃん

    タイヤと道路やどこかの敷地内の白線や線上の溝など直線を見つけてタイヤと地面にテープを張って自転車を押してタイヤを一周させて距離を測ればいいかと、っていうかタイヤ外したのならタイヤをメジャーで測ればいいかと、メジャーなければ糸を張ってその糸の長さ測れば済むことじゃない?3.14だって精度もとめたら中途半端だし。

    • 管理人

      あんちゃんさん、こんにちは。

      貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
      確かに糸で計るのは良い方法ですね。
      機会を見て紹介させていただこうと思います。

      よろしくお願いいたします。

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