蕁麻疹は何科?原因がストレスの時はこの科です!


医学が発達した現代においても、およそ蕁麻疹(じんましん)
ほど得体の知れない病気は、他に類がないのではないでしょうか。

蕁麻疹は、15~20%の人が、一生のうち一度は経験すると
言われている病気(症状)です。
ところが、なんとその70%は、原因不明なんだそうです。

私も長年の蕁麻疹持ちで、5年に1度ほど急性蕁麻疹が、
2年に1度ほど慢性蕁麻疹が現れて、悩まされ続けています。

 

症状が出るたびに、ネットで病院や対処法や薬などについて
調べてみるのですが、まあ、これがさっぱりわかりません。

症状や原因は千差万別で、それゆえに原因が分からない時は、
「はい、ストレスです!」で片づけれらているようです。
「そこを、何とかしてくれよ!」と言いたいですね。

一体、蕁麻疹は、何科で診てもらえばいいのか?

そんなことから、悩みます。

同じ悩みを持つ方も多いと感じ、私の経験から分かってきたことを、
シェアさせてもらいますね。

Sponsored Links

何科を受診すればいいのか?

基本は、まず皮膚科です。

目の前の問題である、この赤い発疹を、まずは飲み薬(抗ヒスタミン薬)と
塗り薬(ステロイド薬)で、対処しなくてはなりません。
対症療法で、一旦「噴火」を押さえないと、日常生活にも
支障がでます。

私は、急性蕁麻疹が出た時に点滴をしてもらったことがあります。
点滴を受ければ、あの酷いチクチク感も痒みも一発で収まります。
(この時は、まぶたにまで蕁麻疹が出て、目が開かない位でした)

これで、完治すればいいのですが、そうはいきません(泣)

 

次が、総合病院等のアレルギー科です。

大きな病院や、専門クリニックにはアレルギー科があります。
ここで原因を突き止めて、原因に応じた対処を模索してゆきます。

血液検査をして、アレルギーの原因となる要素や、
肝臓の機能、細菌やウイルスの感染の有無などを調べてもらいます。
食品成分のパッチテストや、光を当てて発疹するかも、
診てもらうことができます。

ここで、原因が特定できれば、それはラッキーです。
原因に応じた、対策や治療を受けることができます。
原因が内臓などにある場合は、内科を紹介してもらえます。

ところが、残念なことに、
まだ70%の人が原因不明のままとなります。
で、大体が「ストレスですかねぇ?」ということになります。

 

最後が、心療内科です。

もし、心に強いストレスや不安を感じていたり、鬱症状が
自覚できているような場合は、最初から心療内科でも大丈夫です。
心療内科では、ちゃんと蕁麻疹も診断しています。

心療内科

私も勇気を出して、心療内科に相談してみたことがあります。
もう、全然、普通に良かったですよ。
先生、めっちゃ優しいですしね。

気持ちを和らげるお薬(抗精神薬)を、処方してもらったのですが、
それを飲んでいるだけで、安らいだ気持ちになれるので、
蕁麻疹も沈静化するみたいです。

Sponsored Links

原因がストレスの時は?

何度も繰り返す蕁麻疹に悩まされている人は、思い切って早期に
心療内科の専門医に相談するのが、完治の近道のようです。

「 住んでいる地域名 心療内科 」
で検索していただくと、お近くの心療内科がわかりますよ。

ストレスは、まさに万病のもとで、体のあちらこちらに、
いろいろな形で、表れてきます。

蕁麻疹も、その心や体のストレスが発する、シグナルの一つ
なんですね。

ストレスが関係している蕁麻疹には、心理療法と薬物療法を
併用するのが効果的、との見解が示されています。

心理療法は「自立訓練法」、薬物療法では、抗ヒスタミン薬、
抗精神薬、漢方薬
などが使われることが、一般的な治療法と
なっているようです。

しかし、これもあくまで一般論であり、
実際の治療は、ひとりひとりが全部異なる
と考えるのが現実的です。

蕁麻疹のいやらしいところは、いよいよ診療内科に行くか、
と覚悟を決める頃に、不思議に鎮静して小康状態になるんですよね。
心療内科に行くなら、症状が出たら躊躇せずに、すぐに行ってみるのが、
治療への近道ではないでしょうか。

Sponsored Links

蕁麻疹から自己防衛するには?

蕁麻疹の原因がはっきりと分からなくても、症状を出す要素や、
症状が悪化する理由を知り、それを避けるようにすれば、
ある程度は自己防衛できます。

症状を悪化させる要素は「増悪因子」と呼ばれます。

増悪因子と、それが主原因となっている患者の割合は、
以下のようになっています。

蕁麻疹の憎悪因子と、患者の割合(%)
憎悪因子 慢性蕁麻疹 急性蕁麻疹
感染(細菌・ウイルス) 8.0 19.2
ストレス 30.2 23.3
疲 労 33.3 27.4
入 浴 27.2 8.2
運 動 12.3 2.7
物理的刺激(暑さ・光等) 19.8 4.1
食 物 9.3 4.1
月 経 3.7 1.4

(引用:日本経済新聞HP)

 

この表で見ると、ストレスと疲労が高い率ですね!

増悪因子は、単体で蕁麻疹を引き起こすこともありますし、
複数の憎悪因子が重なって、発症に至ることもあります。
憎悪因子は複数が重なるほど、症状は悪化します。

ストレスは、すぐに対処することが難しいとしても、
疲労、入浴、運動、物理的刺激などは、日常生活の中で
注意してゆくことができます。

少しでも、蕁麻疹が暴れ出すのを防ぐ為に、思い当たる憎悪因子を
改善していくことが、個人でできる唯一の対処方法のようです。

私も、日ごろから、とにかく刺激を避けるように心がけてます。
具体的には、食べ過ぎ・飲み過ぎに注意する、激辛は口にしない、
暑い風呂に入らない、汗はできるだけ早く洗い流す、
などです。

以上、ご参考になれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

記事内容で、わかりにくところがあれば、この下の「コメント記入欄」よりお尋ねください。ご意見・ご感想も大歓迎です。お気軽にお寄せください。

また当ブログ管理人の好きな「のりもの」関係の記事は、トップページ最上段に目次ボタンがあります。よろしければ、そちらから他の記事もどうぞ!

この記事と関連の深いページはこちら



このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す




CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください