車のタイヤの空気圧!簡単にできる3つの管理ポイントは?

車のタイヤの正しい空気圧の管理は、タイヤの寿命や燃費に直結する重要なことです。ところがこれをいざ管理するとなると、何をどうすればいいのか、イマイチ具体的なイメージがわきませんよね?

なので大半の方は、「思い付いた時に、ガソリンスタンドでチェックしてもらう」程度のことで済ませてしまっているのではないでしょうか。

それでもなんとかなっている今の車のタイヤの高性能ぶりには感服するのですが、ちょっとだけタイヤの空気圧管理に心をくだいてやるだけで、はるかに効率よく車を走らせることができるのも事実です。

この記事では、私が長年行ってきて、自分なりに確立できたと思っている、車のタイヤの空気圧管理の3つのポイントについて紹介します。どれも簡単にできる事ばかりですので、お気軽にお読みください。

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空気圧管理ポイントはこの3つだけ!

いきなり結論ですが、以下の3つを行うだけで、どんな車でも、タイヤの空気圧を適正に管理していくことができます。

 

空気圧管理ポイント
指定最大空気圧の、10%増し!

2ケ月に1度、空気圧をチェックする!

空気は、自転車用ポンプで入れる!

 

私は、以上のことを、管理ポイントとして決めてしまっていて、ルーチン化しています。これにより正しい空気圧はもちろん、いろいろなことが管理ができるのでおすすめの方法です。

では、以下に各項目をもう少し詳しく説明しますね。

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指定最大空気圧の10%増し!

さて、
「空気はどれだけ入れればいいのでしょう?」
と、100人に聞くと、

「それは指定空気圧でしょう!」
という声が99人から返ってきそうです。

 

ところが、この指定空気圧も、車の取扱説明書などには、2種類の表記がされていることをご覧になったことがあるはずです。指定空気圧は、ドアの周辺にシールが貼られている時もあります。

その2種類とは、

  1. 通常の使用をする時
  2. 少し過酷に使用する時

みたいな分け方です。

 

2項の「少し過酷な使用状況」とは、

  • 高速道路走行時
  • 最大積載時

などのことです。
いろんな指定空気圧がありますね( ..)φメモメモ

 

私の車にも、2種類の空気圧が指定されています。
DSC04262

 

ひとつ目のポイントは、高いほう空気圧の10%増しまで入れる!ということです。なぜかと言うと、多少空気が減ってきても、いつでも高速道路を走ったり、定員いっぱいまで人を乗せたりすることができるからです。

「これから高速道路に乗るので、空気を足そうか・・・」
とか、

「人を乗せるので、空気を入れなきゃ・・・」
なんてことはあり得ませんよね?

よしんば空気を入れ足したとしても、

「高速から下りたから、少し空気を抜いておこうかな」
などと考える人はいません(笑)

 

高速道路を走ることや、人を定員いっぱいまで、プラスその荷物まで乗せることは、日常の車の使用において、突然起こり得ることです。だから常に、より過酷なほうの空気圧を維持できるようにしておきましょう、ということなんです。

考え方としては、空気圧は高め高めで使って、最も下がっても指定最大空気圧まで。すなわち指定最大空気圧を、自分の車のミニマムの空気圧と考えるわけですね。

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2ケ月に1度、空気圧をチェックする!

これは、頻度の管理部分です。長年いろいろやってみた経験から、この2ケ月に1度が、もっとも適切な頻度であると結論付けました。

私は、偶数月の第1日曜日に、タイヤの空気圧をチェックすることに決めてます。カレンダーに赤丸を付けておけば、忘れないですよ。

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車のタイヤの空気が減ったなぁ、と見た目で分かるようになった時は、もう相当空気圧が下がった時です。たぶん、半年ほどは空気圧チェックをしていないはず。これは危ないし、燃費も悪くなって不経済です。

特に最近の車は、ホイールがインチアップされている傾向が強く、扁平率の数値の小さいタイヤが標準仕様で装着されてきたりしています。この手のタイヤは、低い空気圧で使うと、ちょっとした段差などでホイールを潰してしまうリスクが高まります。

 

また、タイヤの性能の向上によって、タイヤに何かが刺さってパンクしても、ほとんど空気が抜けなくなってきました。すなわち、パンクしたことが分かりにくくなってきてるんですね。ついでに言うなら、ランフラットタイヤなら、パンクはわかりません(・_・;)

だからこそ頻度を決めて、定期的に空気圧をチェックしていかなくてはなりません。パンクの早期発見ができることはもちろん、タイヤのひびやキズ、溝の残り具合など、諸点検も同時にできます。

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空気は自転車用ポンプで入れる!

さて、空気圧をチェックしたものの、減っていた時に何もできないのは悲しいですよね。ガソリンスタンドに行くという手もありますが、空気を入れるだけで済ませてもらえないかもしれない(^▽^;)

そこでおすすめは、タイヤゲージ付きの自転車用のポンプです。最近のスポーツ自転車用のポンプは、空気圧管理のためのタイヤゲージが付いてますし、車のバルブ(米式バルブ)にも対応しているものが大半です。

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また、自転車のタイヤは車に較べて高圧で使用されます。なので、自転車用ポンプは、車のタイヤにも空気を入れる能力をじゅうぶんに持ってます。

空気圧ゼロから4本のタイヤに空気を入れるのはたいへんでしょうが、少し入れ足す程度であれば、あっけないほど簡単に空気を入れることができます。

そこそこ高性能な自転車用ポンプがあれば、自転車、バイク、車、すべてに空気を入れることができるので、一家に1本あると大活躍してくれます。

 

以上、3つのタイヤの空気圧管理ポイントでした。
決めてやっていくと、いつでも安心して車を使えますので、ぜひ実践されてくださいね!

次からは、私がやっている空気圧管理の実際の作業について、写真でざっくり紹介します。難しいことではありませんし、雰囲気がわかりますので、どうぞご覧ください。

 

実際の作業風景

ちょうど今日が偶数月の第1日曜でしたので、空気圧チェックの作業を実施しました(*^^)v
こんな感じでやってます。

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タイヤゲージは必須アイテム

これがなければ、空気圧のチェックができません。すべての管理の基本は正しく数値化することですので、それなりに精度の高いものを持っておきたいものです。

私は、4つのタイヤゲージを使ってますが、メインゲージはSIGNETの増減圧機能付タイヤゲージです。タイヤゲージ単体としても使えるし、コンプレッサーに接続すればエアーチャックにもなります。

コンプレッサーを持っている人には、特におすすめです。
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私の車(FIAT500ツインエア)の指定最大空気圧は、2.3bar(≠230kPa)なので、10%増しにすると253kPaとなります。数値は適当に丸めてもいいのですが、今回はシビアにやってみました。
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この状態で、自転車のほうで愛用しているデジタルのタイヤゲージで空気圧を計測してみると、以下のような数値でした。
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うわー、めっちゃ正確ですね。実は今回始めて、タイヤゲージ相互の誤差精度を検証してみたんですが、ちょっと感動しました。デジタル方式は気持ち的に正確な印象ですが、それが証明されて嬉しい気持ちです。

 

調子に乗って、もうひとつのアナログゲージのほうも確認してみました。もう10年以上使っているので、多分だいぶ誤差が出るだろうと予想しつつ。。。

これは、アメリカのAccuGageというメーカーのものです。
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260kPa位のところを指してる感じですが、これも予想以上に正確なので、頼もしく感じました。

 

まあ、いろいろなタイヤゲージを試してみたわけですが、よほどの粗悪品でない限り、空気圧を大きく見誤ることもなさそうです。でも、やっぱりいいものをひとつ、準備しましょう。

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自転車用ポンプが大活躍

自転車用ポンプを使っての空気の入れ方ですが、コツがあります。それは少し高めにいれて、タイヤゲージで空気圧を落としながら調整していくことです。

まずは、ポンプについているタイヤゲージで260kPaあたりを狙って入れます。
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この時の空気圧を、メインの増減圧機能付タイヤゲージと、デジタルゲージで測ってみました。

まずは、SIGNETの増減圧機能付タイヤゲージです。
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267kPaあたりを指してます。

 

次に、デジタルのタイヤゲージでは、
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268kPaでした!

自転車ポンプについているタイヤゲージも、これらの正確な専用ゲージと大差ない値を示してくれてました。空気圧は、レースでもしない限り厳密になりすぎることはないので、この程度の誤差ならば、じゅうぶん使用に耐えることが分かりました。大きな収穫です♪

 

ちなみに写真のポンプはパナレーサー製で、値段が安いわりには使い勝手がいいので重宝しています。アマゾンだと送料も無料で、2千円代で買えるのでおすすめできます。

■ ご参考 ■
アマゾンでの送料込価格

 

この後は、タイヤゲージに付いている減圧機構を利用しながら、少しずつ空気圧を落としていき、最終目標値の253kPaに調整しました。

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作業を通じて得たこと

もう長年、こんな感じでタイヤの空気圧管理をしているのですが、その経験からわかってきたことがありますので、参考までに書いておきます。

それは、空気の減り方にはかなり差があるということです。

具体的には、

  1. 気温の高い季節ほどよく減る
  2. 車の使用頻度が高いほどよく減る
  3. 使用するタイヤによってかなりの差がある

とうことです。

 

1項と2項は、空気という気体の分子運動が活発になるからでしょうね。

夏場と冬場で気温が27℃違うとすれば、絶対温度が-273℃なので、約10%は夏場のほうが早く空気が減ることになります。

また車を使用すると、タイヤの発熱もあるし振動もあるので、これも気体の分子運動が高まって早く空気が減ることになります。

 

3項は、それこそ千差万別です。同じメーカーのタイヤでも、品種が変われば空気保持性能も変わります。

これだけは実際に使っているタイヤの特性をつかむしかありません。私の経験から大雑把に言えば、スポーツ性能の高いハイグリップタイヤは、早く空気が減る傾向があるようです。

ホイールをインチアップして、ペタンコに薄い高性能タイヤを装着して、夏場にガンガンと峠道を走るなら、もう、ポンプとタイヤゲージは車に積んでおいたほうがいいかもです(笑)

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さいごに

私は趣味で自転車のほうもよく乗っているのですが、自転車はエンジンの出力が小さいので、空気圧の差による転がり抵抗の違いは、ダイレクトに走行感に響いてきます。もちろん、空気圧は高いほど、軽く楽に走れます。

だからと言って、やみくもに高圧にすると、グリップ力や乗り心地の面で、デメリットが勝ってくるんですよね。そのメリットとデメリットの損益分岐点とも言える圧力の上限が、指定内圧の10%増しのあたりではないでしょうか。これは車でも同じだと考えてます。

 

名著「間違いだらけのクルマ選び」の初版本では、かの徳大寺有恒さんが「クルマのタイヤの空気圧は30%多く入れるべし!」と書いておられましたが、時代の先を読んだ名言だと思います。

当時のタイヤでは、30%もたくさん空気を入れると、さすがに厳しいものがありましたが、現代の車の足回りの進化とタイヤの扁平率とを考えれば、30%でもあながち間違ってはいない、いや、当を得た数字かもしれません。

空気圧が30%少ないのはホイール損傷などの致命傷になる可能性がありますが、30%多く入れても、日常的な使用の範囲内では、なんら不都合を感じませんから。

とはいえ、何事も極端はいけません。やはり、10%アップが黄金律の数字ではないでしょうか?
お試しください(^_-)-☆

 

車のタイヤや空気圧については、他の記事もありますのでどうぞ!

車のパンク修理の方法は?料金をDIYで大幅節約!

タイヤの空気圧 単位換算の超簡単な方法教えます!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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4件のコメント

  • リキマル

    おはようございます。りっぱなゲージお持ちですね。しかもかなり理論的、私なんか何十年も前の粗悪ゲージです。2ケあるのが味噌かな、片方のゲージなんか測定して、リプレースボタンで針を戻すとエンドにカチと当たり針が少しづつズレて行くんですね。プラスチックカバーを外し、針を抜いてナカラ正しいと思われる位置に打ち込み、エンドはニッパーで切っておきました。それ以来どちらのゲージも甘いなりに測定できます。測定するときのタイヤへの日当たり具合、日陰と日向の差の方が粗悪ゲージよりばらつきますね。(勿論かげさんなら、日の当たる場所では測定しないでしょうが)最近ではタンクのないコンプレッサーの方で、車へ空気を入れますが、(軽いし、待ち時間がない為)昔は自転車ポンプで空気を入れました、粗悪ポンプのせいか突く回数が50回単位ごと、足りない時は更に50回、手の運動になって良いのですが、少し頭が痛くなった思い出があります。私も10パーセント高めに入れるようにしています、徳さんは30%ですね。アクティはお米を1t積みますから、徳さんのがいいかも。ランフラットはいてます、ちょっとグリップが悪いです。乗りごこちはなかなか良くなっています。(トーションバーとは格段の差<マツダの>‥ 失礼)冬と夏の空気の抜け具合、絶対0度が出てきていますが、こじつけていませんか。もし関連付けたいようでしたら、空気が気体になる温度から始めた方が宜しいような(またまた‥ ごめんなさい)スタットレスタイヤは夏場を越して来た物をチェックして、取付ますね、ノーマルタイヤは、冬場寝かせて春先空気圧をチェックして取付ます。考えてみますと寝ている時の空気圧はノーマルタイヤの方が遙かに低いと思います。つまり空気が抜けずらいとなりそうです。タイヤの空気圧だけで、このようなページができるのですから楽しいですね。

    • 管理人

      リキマルさん、こんにちは。

      タイヤゲージにも一時期凝っていたことがあって、多い時は10ケ以上を使ってました。
      これだけたくさんあると、逆にどれを信頼していいのかわからなくなって(苦笑)、使わないものは人にあげてしまいました。
      なので、今、使っているものはお気に入りばかりです。

      自転車用のポンプもしかりで、これは今までに軽く30本くらいは使ったかな。
      一昔前に較べると、自転車用ポンプも長足の進化を遂げており、自転車のプロショップで3000円以上で販売されているものは、どれも素晴らしい性能です。

      徳大寺さんは、ほんとうに先を読んだ発言が多かったと、感心することが多いです。

      当時、
      ・エンジンの暖気運転は不要
      ・軽四輪は、街中でもセカンドで走る(回して乗る)
      ・ハンドルのすえ切りは、使いまくっていい
      などの、画期的な発言があったことを思い出します。
      タイヤの空気圧の件も、カルチャーショックを受けたことを、懐かしく思い出します。

      絶対零度は、気体の分子運動の起点となるポイントですので、特にこじつけたということはないのですが、表現として分かりにくいと思いますので、後で記事を訂正しておきます。
      いつも、貴重なご意見をありがとうございます。

      タイヤの空気保持性については、感覚的ではありますが、欧州メーカー(ミシュランなど)は、どうも抜けるのが早いような。。。
      ゴムのコンパウンドや厚みにも左右されているとは思いますが、高性能かつ軽量のタイヤは、条件としては悪いと考えられます。
      とは言え、その差は僅かで、ほとんど気にするほどでもないです。

      このような空気保持性に関しても高性能であることが「普通」になっている現代は、ほんとうにありがたい時代だと思います。
      チューブ入りタイヤの頃は、面倒でしたもんね。

  • リキマル

    こんばんは、大変失礼をいたしました。
    >夏場と冬場で気温が27℃違うとすれば、絶対温度が-273℃なので、約10%は夏場のほうが早く空気が減ることになります。
    とありますが、絶対零度基準は正しいですね。但し、(273+27)÷273≒1.1これはタイヤの内部圧力が10%上がりますが、空気の減り方も10%で良いのですか?
    教えていただけますか。蛇足になりますが、空気の臨界温度はー140℃位です。

    • 管理人

      リキマルさん、こんにちは。

      タイヤの内部圧力も、気体の分子運動エネルギーも、絶対温度に比例します。

      前者は、気体の状態方程式「PV = nRT」から、「P = nRT/V」となり分子のTに比例ですね。
      後者は、気体の分子運動エネルギー式「運動エネルギー = 3kT/2」より、これもTに比例です。
      ですので、単純に内圧が10%上がれば、10%抜けやすくなると考えていいと思います。

      このあたりの知識については、以下のページなどが、比較的分かりやすいです。
      http://www.ravco.jp/cat/view.php?cat_id=4825

      温度によってどれくらい空気が抜けやすくなるかの計算方法ですが、各温度間での相対比較となるので以下のようになります。

      例えば、気温0℃の時に較べて、気温27℃の時がどれくらい抜けやすいかというと、
      (273+27)/273=1.10 で、10%抜けやすくなります。

      気温10℃と気温30℃では、
      (273+30)/(273+10)=1.07 すなわち7%抜けやすくなるということになります。

      >空気の臨界温度はー140℃位です。
      そうなんですね。勉強になりました。

      ありがとうございました。

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