阪神大震災 地震から得た教訓は意外なものだった!

阪神大震災時に、私が経験したことや、得た教訓が、
何かの役に立てば、との思いでこの記事を書いてます。

震度7という地震は、そうそう経験できるものでは
ありませんし、経験したくないものですね。

震度が1ポイント上がると、地震のエネルギーは、
1000倍になるそうです。
同じ西宮市内をみても、震度5のエリアと、
震度6のエリアと、震度7のエリアでは、
様相がまるで異なるんですね。

不幸中の幸いは、壊滅的なダメージを受ける
震度7のエリアに隣接して、助けを出す余裕のある
震度の低いエリアが、必ず存在することです。
大地震は、遠くの親戚(消防、救急、警察)より、
近くの他人(家族、隣人)
ですわ。

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地震直後の状態や、水の重要性については、別の記事で書いてます。
よろしければ、そちらもどうぞ。
阪神大震災 震度7の経験と教訓

水が確保できると、命は繋げますが、次に欲しいのは「火」です。
ガスと電気が使えなくなっている状態での火です。
私は、何も準備してなかったので、苦労しました。。。

 

水の次は火

水(生活用水、飲料水)の次の備えは、「」です。
火とは、炎が出て、調理ができる機器のこと
を意味します。

地震当日と、翌日くらいまでは、
冷蔵庫の中の残り物とか、お菓子とかを
食事代わりにして過ごしました。

でも、停電や断水の復旧まで、こんなもので
誤魔化すことは、とうてい無理です。
暖かい食事が、絶対に必要です。

私の場合ですが、阪神大震災までは
火の確保に対して、何の用意もありませんでした。
あったのは、仏壇の蝋燭くらいのものでした(ToT)/~~~

カップラーメンやレトルト食品の
備蓄はあったのですが、火がないと
まともに食べることはできないのです。
そんなことも、分かっていませんでした。

 

何といっても、カセットガスコンロ

そこで、西宮市内で営業を始めた大手のスーパーに、
カセットガスコンロを買いにいきました。

が、甘かった・・・
気が付いてから行っても、手遅れです(悲)
あの時は、西宮以西では、まずコンロやガスボンベの
入手は不可能だったと思います。

しかし、ここで隣の大阪市に救われました。
この大都市が、都市機能を維持していたんですね。
自転車に乗って、大阪市内のお店まで
買い出しに行って、無事コンロとガスボンベを
入手することができました。

ところが、私もアホで、ガスボンベを、
その時に3本しか買わなかったのです。
どれくらい、ガスを消費するのかが
分かってなかったのです。
日をおかずに再び、大阪まで自転車でいくハメに
なりました。

ここで、教訓です。
カセットガスコンロと、ガスポンべ10本
これは、必須アイテムとして備えておくべきものです。

ガスボンベの、10本という本数がポイントです。
熱源の柱となるので、ボンベの消費は早いです。
4人家族であれば、
一日ボンベ2本は必要、と考えてください。

カセットガスコンロは、非常時以外でも
何かと役に立つ便利なものです。
日ごろから使って、慣れておくのがいいですね。

出来れば、カセットガスコンロは、
二つ持っておきましょう。
料理をするのが、断然便利になります。

 

一台三役の働き者、石油ストープ

もう一つの手立てがあります。
下の写真のような円筒型の石油ストープです。

わが家では、地震の翌年に、この石油ストープ
(旧モデル)を購入し、冬の暖房機器として
積極的に使うことにしました。
もちろん、災害時対策を意識してのことです。

これは、災害時には一石三鳥の働きをします。
具体的には、
1. 暖房機器として
2. 調理のための熱源として
3. 夜間の明かりとして

使えます。

阪神大震災も、東日本大震災も寒い時期だったので
この手のストーブが、あるのとないのとでは、
それこそ、生死を分けることにもなるのです。
災害が夏場であっても、調理と明かりでは使えます。

調理は、原則はしてはいけないものなんですが、
実際は、普通にできます。
(ただし、火傷に対する注意は必要です)
おでんなどの煮物には、最適ですよ(^▽^;)

ここでもポイントは、灯油をちゃんと備蓄しておく
ことです。

上記のストーブの燃費は、0.25リットル/h(最大時)です。
18リットルの灯油用ポリ缶一つで、72時間分です。
ポリ缶一つの灯油在庫を、持っていれば、
たとえカセットガスコンロがなくても、
発生から、3日間は生きてゆけます。

同じ石油ストーブでも、ガス化ファンヒーターや
ブルーヒーターのように、電気を必要とするものは
ダメですよ。はい、停電しますので。

また、形状的に鍋などが上に乗せれないものも
ダメです。
非常時に、単独で「火」(調理器具)として使える
モノであることを、選定の基準にします。

 

ここまでのまとめ

大地震に対して、何を備えておくべきなのかが、
はっきり分かりました。
特別なものはいらないです。
当たり前のものを、たくさん備えることでした。

教訓その1
生活用水として、大量の水を確保しておく
目安として、家族の人数×20リットル

教訓その2
調理するための火と、その燃料を確保しておく
目安として、ガスポンべ10本、灯油1缶

非常時の備えとして、一般的に連想されているものは
乾パン、ペットボトルの水、ラジオ、乾電池、軍手等々。
これは、自宅を捨てて逃げる時には、
あれば便利でしょう。

しかし、自宅を捨てなければならない程の
緊急事態の場合は、むしろ体一つだけで
逃げたほうがいいと思います。
津波などの災害が、その代表例ですよね。

地震の場合は、たとえ震度7であっても、
かなりの建物は、残ります。
耐震設計が普通となった、新しい建物は
まず大丈夫ではないでしょうか。

自宅が残れば、乾パンとか非常食とか、
そういうものは、わざわざ準備してなくても、
なんとでもなると思います。

上記の2つの教訓は、自宅が残ることを
前提にしてます。
経験から得た教訓ですので、是非、ご参考に。

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本当に大切なもの

阪神大震災で学んだことは、たくさんあるのですが、
根源的な部分でも、教訓を得てます。

少し意外に感じられるかもしれませんが、
それは、体と心のタフネスさです。

物質的なものも、もちろん大切ですが、
それ以上に、このベースとなる部分の
大切さを痛感しました。

 

体のタフネスさ

体のタフネスさ

私の場合、阪神大震災で以下の期間を
「非日常」として過ごしました。

1. 停電:断続的に約1週間
2. 断水:1か月強
3. 断都市ガス:3か月

震度7の激震地のなかにあっては、
幸運にも極めて、軽微な被害でした。

この期間に、様々な経験と教訓を得ましたが、
まず第一にあげたいことは、
日頃から体力を養っておく、ということです。
地震のその瞬間から、すべてが体力勝負に
なるんです。

  • 下敷きになっている、人、動物を助ける
  • 家の中の家具などを持ち上げる、片付ける
  • 外回りの、倒壊物を片付ける
  • (マンションの人は)階段で上り下りする
  • 徒歩、もしくは自転車で移動する、買い出しに行く
  • 水を初めとして、重いものを毎日運ぶ

これ、すべて基本的に肉体労働です。
体がいうことを聞かないと、本当に困ります。

体力の中には、頑丈でへこたれない、という意味と
筋力がある、という意味を含みます。
復旧の基本は、片付けや運搬などの労働ですが、
これは筋力が主役となります。

私の義兄は、震災当日に、自宅通路の
崩れたブロック塀を片付ける作業をしたのですが、
仕事が研究職で運動習慣のない義兄は、それだけで
翌日から、筋肉痛と風邪でダウンしました。
一家の長が非常時にダウンすると、どれだけ周りが大変か、
想像に難くないですよね。

大震災という非常時に、バリバリ働けるか、寝込むか、
この差は大きいです。
この差はまた、場合によっては、人の生死さえも
左右する
要素になると思います。

体力と筋力がないと、自分も家族も守れないです( ;∀;)
まあ、体力が重要なのは非常時だけでは
ないのですが、非常時には「絶対」です。

健康で、活動的に動ける体を維持していること。
これが、非常時生活のベースとして欠かせません。
水や火も、このベースの維持に必要なモノと
考えるべきなのかも知れません。

 

心のタフネスさ

心のタフネスさ

これは、すぐに鍛えることは難しいし、
性格的な要素も強く影響するので、
誰でも簡単に対応できる、というものでは
ないのですが。

でも、やっぱりこれが大事なんです。

阪神大震災のような自然災害は、
人間の都合なんて、一顧だにしてくれません。
平和な社会の常識を、打ち壊します。

生命や、全財産や、すべての過去、などを
一瞬で無くします。
無くし方も、順不同で見境なしです。

私は、この震災で11名の知人友人を
亡くしました。
私の友人は、幼い子供一人を亡くして、
精神を病んでしまいました。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)で
苦しむ人を、何人か見てきました。
震災後、社会と途絶してしまった友人もいます。

これらの辛い思いを、乗り切るには、
心のタフネスさが、あると無いとで、
その後の生活が大きく変わってきます。

本当に辛い思いをしている人に、
周りが、頑張れって言っても、
全然効果がない、というより逆効果にさえ
なってしまってました。

辛いんだけども、当事者に気持ちの持ちようを
変えてもらって、自力で再生してもらうより
しようがないんですよ。

心がタフな人は、自分も救われるし、
周りの人も救ってくれます。
心がタフな人はまた、体もタフになります。
体は心で動かされてるってことを、
阪神大震災時に改めて、強く感じました。

では、どうすれば心が鍛えられるのでしょう?

私のおすすめは、読書です。
ジャンルは、歴史や伝記、あるいは
ドキュメンタリーがいいと思います。

読書を通じて、人間が過去に向き合ってきた
困難を知り、疑似体験することができます。
人間が、その苦悩の歴史の中で、何を考え、
どのように行動し、どう乗り切ってきたのか。

このケーススタディを、数多く学ぶことが
できるのが、読書です。
震度7クラスの地震だけとっても、著書は
たくさんあります。
自然災害だけでなく、戦争などの人災モノも
多くの教訓を私たちに教えてくれます。

どうぞ、日ごろから読書にいそしみ、
心を養ってください。
非常時には、必ず役に立つと確信しています。

以上、長々と私の経験を通じての教訓を
書き綴ってきました。
阪神大震災も、はや19年目を迎えます。

「災害は、忘れたころにやってくる」
これは至言だと思います。
20年の節目までに、忘れないように、
書いておきたい、と思っていたことが
少しできました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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