ロードバイクのタイヤ、千差万別で選ぶのに苦労しますよね?
ここでは、タイヤ品種毎の性能を云々するのではなく、各タイヤブランドの、考え方や方向性について詳しく解説します。
タイヤブランドの持つ特徴を、しっかり理解できると、そこから生み出されているタイヤに、ブランド固有の共通点が、脈々と息づいていることが、わかってきます。
すると、あなたがこれからロードバイクのタイヤを選ぶ際に、ブレない軸が、できてくるはずです。
タイヤブランドの知識を身に付け、あなたのロードバイクライフにお役立てください。
まず最初に、独断で選び出した(^▽^;)、私のおすすめを紹介します。
なぜ、おすすめとして選んだのか?
その理由は、それぞれのタイヤブランドの項目を、読んでいただければ、よくわかる思います\(^o^)/
本文が少し長いので、目次を付けてます。
気になる章に、ジャンプして読んでください。
目次には、ワンクリックで戻ってこれます。
1. おすすめのブランドはコレ!
1. おすすめのブランドはコレ!
最初に、私のおすすめのロードタイヤブランドを、用途別にあげてみます。
ベストと感じているブランドを、ひとつに絞って記載してます。
具体的なタイヤ品名については、次々と新製品が出てくるので、記載はしていません。
そのブランドに属する、ミドルハイ~トップエンド品をイメージしていただくと、まちがいはないと思います。
ここで紹介するタイヤは、すべてクリンチャーです。
ここにチューブラーを入れると、少し評価基準が変わりますので、これについては、別の機会に記事にしたいと思います。
あなたの用途に適うところのタイヤブランドを、まずはご確認ください。
ロードレース公道
ミシュラン
ロードレースサーキット
パナレーサー
ウェットコンディションレース
パナレーサー
エンデューロ
ビットリア
ロードトレーニング
コンチネンタル
ツーリング
パナレーサー
ブルべ
ミシュラン
シティコミュート(通勤など)
シュワルベ
各タイヤブランドの特徴は?
さまざまなブランドのタイヤを、とっかえひっかえ使っていると、そのブランドが志向している方向がはっきりと見えてくるようになります。
同一ブランド下には、用途やグレードの違うタイヤがたくさんぶら下がっています。
それぞれのタイヤは、当然、特性は違うのですが、不思議にそこには、最大公約数的なブランドの特徴が厳然と存在しています。
そこを知っておくと、あなたの好みに合うタイヤを選ぶのが、とても楽になると思います。
それでは、代表的なブランドについて、説明していきます。
ミシュラン
総合性能で、常に他社を一歩リードし続けています。
ロードバイクタイヤのベンチマークの座に、長年、君臨しているブランドです。
現在のフラッグシップモデルは、Proシリーズです。
私もミシュランは好きで、その初代のアクシャルProから、今のPro4まで、歴代のタイヤのすべてを使ってきました。
ミシュランのロードタイヤは、新製品に乗った瞬間は、何がどう変わったのかが、ほとんど分かりません。
ところが、1000km、2000kmと距離を重ねるに連れて、「あ、ここが改善されてるんやわ!これって、凄い!」と、その底力に、気づかされるのです。
ある世代では、ウエットグリップ性能に重心が置かれていたかと思うと、世代が変わると、それが転がり抵抗の低さになったり、トレッドゴムの耐カット性になったりと、常に進化していきます。
そして、世代を重ねるごとに、ロードタイヤとしての総合性能が、少しずつ高まったポイントで、バランスされていくのです。
その過程で、必要以上の性能がカットされることがあります。
その潔さと、全体バランスに一番の重点を置いた設計思想が、このブランドの偉大なところです。
まさに、オールラウンダーの雄で、どのグレードを選んでもハズレがないと断言できます。
あらゆる路面や気象条件が入り乱れる、距離の長いロードレースやトレーニングに。
ビットリア
ロードタイヤを、ピンからキリまで取り揃えてますが、ラインアップの頂点は、ハンドメイドタイヤです。
具体的には、コルサシリーズですね。
コルサシリーズが、他のタイヤと決定的に異なるのは、そのハンドメイドによる製法です。
大量生産方式と呼ばれる、熱プレスによる成形はしてません。
細く柔らかなタイヤコードは、接着剤だけで貼りあわせられ、トレッドゴムも、接着によって取り付けられています。
その結果として、乗り心地が極めて良いタイヤとなっています。
しなやかで、路面に吸い付くような乗り心地が持ち味です。走行音も、極めて静かです。
泣き所は、トレッドゴムのコンパウンドが、グリップ性能や、耐久性において、月並みであることです(´Д⊂ヽ
私の場合、トレッドゴムの端が剥がれてくる、といった症状を何度か経験しました。トレッドゴム、ケーシングともに、賞味期間は短いようです。
乗り心地の良さが、求められる
ロングライド系のレースやイベントに。
コンチネンタル
ドイツ工業製品の質実剛健さが、そのままロードタイヤになったのが、このコンチネンタルのタイヤです。
少し話が別になりますが、コンチネンタルの自動車用タイヤと、性格が全く同じです。
瞠目すべきは、タイヤコードへのこだわりが、半端ではないことです。もうほとんど、意固地なまでに、ここを強化してます。
フラッグシップモデルの、グランプリ4000シリーズは、高強度のタイヤコードに加えて、パンク防止ベルトで、ガチガチに固められています。
コンチネンタルは、ケブラーなどのアラミド繊維や、ベクトランと呼ばれる、スーパー繊維を、いち早くロードタイヤの補強材として採用してきてます。
トレーニングモデルには、ゲータースキンと呼ばれる、鎧(よろい)のような頑丈なメッシュを、タイヤ全体に被せています。
トレッドゴムのコンパウンドも、高硬度&ハイカーボンで、耐カット性や耐久性が、最大限に高められています。
どのグレードも、剛性感が非常に高く、時として、ソリッドタイヤのような、錯覚を覚えることがあります。
しかし軽くて、転がり抵抗の低さは、一線級です。
反作用として、乗り心地は、どれもこれも悪いです(--〆)
グリップ力も、「アレ?」といったことが、まま、あります。
悪くはないんですが、イマイチ信頼できないというか・・・
しかし、パンクしなくて長持ちすることにかけては、コンチネンタルが間違いなく、ナンバーワンです。
トレーニングや通勤など、絶対にパンクして
欲しくない用途に最適。
パナレーサー
国産タイヤの雄、パナレーサーも、負けてはいません。
このブランドが、絶対的に優れているポイントは、コンパウンド技術の高さです。
とりわけ、ウェットグリップ力の高さは、2大ツールでも認められた折り紙付きですし、ど素人でも、乗った途端に一発で感じ取れるくらいに、突出してます。
コーナーでの限界も分かりやすく、挙動に急変がないので、安全性も高いと言えます。
それでいて、転がりも悪くないんですよね(^^)v
私は、レースでは、ドライ、ウェットとも、パナレーサーを使ってます。
フラッグシップモデルは、Raceシリーズで、どれも特色が明確で、分かりやすいラインアップです。
EVO2になってから、従来の粘りつくような重さが消え、サラリと軽やか、かつ、ハイグリップな走りが堪能できます。
このブランドのもう一つの優れているところは、マーケットのニーズをうまく捉えたタイヤが、出てくることです。
国内で開発・生産・販売が完結している強みです。
ツアラーやリブモPTなどは、広がったロードバイクのすそ野に投入されたタイヤで、コンチネンタル並の耐久性があるとのこと。
サイズラインアップが、豊富なところもマルですね。
唯一、残念なことは、外観がシャキッとしてないことです。
カラーバリエーションも少ないし。
クリテリウムレースや、ウェットコンディションのレースで本領発揮。
シュワルベ
私は、シュワルベを、自転車タイヤ界のユニクロと思ってます。
マーケティングが上手く、最大公約数に適ったタイヤを安価で供給してくれるブランドです。
元々は、韓国のタイヤメーカーが母体となっていたメーカーです。
そこが、スワロー(Swallowのドイツ語がSchwalbe)というブランドを持ってたんですね。
ソウル五輪の時に、韓国政府の方針として、「オリンピックで使われる機材は、すべて自国で作りましょう」みたいな提唱があって、その時に飛躍したブランドです。
ところがその後、母体の韓国のメーカーが潰れてしまって、ドイツの販売会社が、Schwalbeというブランドや、製造拠点、マーケティング関係などのすべてを引き継いで、現在に至ります。
世界中で、上手くマーケティングをやっているので、市場の要望を取り入れた、タイヤのリリースは早いのですが、私の目からは、それが時には「ちょっとやり過ぎ」に見えることもあります。
たとえば、耐パンク性を高めるために、アホほどトレッドをぶ厚くしたタイヤがありますが、あれは逆に危険です。
高速コーナーで、慣性力が付いてしまって、曲がれません(´Д⊂ヽ
トップモデルのアルトレモの、チューブレス構造もしかり。
私は、使ったことはないのですが、そもそも、チューブレス構造を使うメリットを、今のところはほとんど感じません。
このブランドの、おいしいグレードは、ミドルエンドに集中してます。
マラソンシリーズや、ビッグアップルシリーズですね。
新車装着率が高いことも、うなずけます。
走りの質よりも、コストや耐久性を
重視する人には、ピッタリ。
ベロフレックス
マイナーなブランドですが、個人的にはもっともお気に入りのブランドです。
イタリアはミラノの郊外にある、ハンドメイド工房ですが、私としては、絶対に無くなってほしくないブランドでもあります。
ここのメインとなる製品は、チューブラーですが、オープンチューブラーと呼ばれる、クリンチャーも少数を生産しています。
何がいいかというと、文句なしにタイヤに気品があります。
芸術品に近い感覚、とでも言ったらいいでしょうか。
製品の100%が、職人による、手作り感たっぷりのタイヤです。
その上質な走りは、最高級のチューブラータイヤに匹敵します。
限りなくスムースで、かつ、路面からのフィードバックを確実にライダーに伝えてくれます。
レース機材ではあるのですが、ガンガン責めようという気に、ならないですね。タイヤが可哀想で(*´▽`*)
泣き所は、この手のタイヤの宿命とも言えるのですが、賞味期限が短いです。ワンシーズンを越してしまうと、しなやかさに、かげりがでます。
価格も、タイヤ一本で、中級ママチャリ1台分ほどします。
かなり、趣味嗜好性の高いブランドだと言えます。
マニアックな方には、断然おすすめ。
スポルティーフ、旧車、クロモリのイタリアンロードなどに。
その他
上記以外のブランドとしては、
- IRC
- ハッチンソン
- テューフォ
- マキシス
なども、使ってみたことがあります。
しっかりと、使い込んだことがないので、ブランドとしての、一貫した特徴を理解していないのですが、印象のみ、以下に書いておきます。
独断と偏見によるコメントで、
誤解を恐れずに、印象をストレートに書いてます。
あくまで、ご参考までに。
IRC
一言で言えば、とんがった特徴の見当たらないブランドです。
よく言えば、こじんまりとまとまってはいるのですが、悪く言えば、コレといった特徴がなく、「何かが印象に残る」ということが、
あまりないブランドです。
ママチャリのタイヤが、そのままロードタイヤになったみたいな・・・
IRCに関しては、マウンテンバイクのタイヤも何度か使ったのですが、これも同じ印象でした。
総じて、悪くはないんですけどね。
もう少しパンチが欲しい!と感じるブランドです。
ハッチンソン
フランスの老舗自転車タイヤメーカーです。
たまたま使ったのが、カラートレッドのタイヤだったんですが、使い始めてから、2週間ほどで、トレッドに細かいひび割れが発生しており、使う気を失くしました。
ハズレタイヤだったのかもしれませんが、その後、チームメイトが使っているのを見る限りでは、どれもこれも、細かなひび割れが入りやすいようです。
乗った感じは、とてもソフトで、しなやかなタイヤでしたが、いかにも「性能、落ちてきてますよ」というトレッドは、長期間使う気になれませんでした。
テューフォ
東欧はチェコのユニークなタイヤを作るメーカーで、もともとは、車椅子用タイヤのブランドです。
かなり昔のことですが、クリンチャーリムに装着できるチューブラー構造のタイヤを、使ったことがあります。
そのタイヤは、私にとっては間違った選択でした。
重い、転がらない、安定しない、クッション性も悪い。。。
第一印象がこういうことでしたので、その後はなんとなく避けてしまって使ってません。
今は、チューブラーのほうが、かなり進化しているようです。
また機会があれば、軽量チューブラーを使ってみたいと思います。
マキシス
今や台湾は、高級自転車パーツの製造拠点として世界に名を馳せていますが、その中でも最大級の規模を誇る総合タイヤメーカー「正新輪胎」のブランドが、このマキシスです。
マウンテンバイクタイヤのほうでは、著名ブランドです。
ロードのほうも、最近になって、次々と新製品を投入してきているので、試しに使ってみました。
価格は、ミシュランやコンチネンタル並ですが、性能は、10年前のパナレーサーといったところでしょうか。
基本的な部分は押さえられてるのですが、使ってみて平凡すぎます。
思うに、ロードバイクのタイヤは、やはりヨーロッパの過酷なレースシーンで鍛えられないと、本物にはならないみたいですね。
ロードタイヤとして熟成するには、時間がかかるということだと思います。
違いは何かというと、うまく言い表せないのですが、「オーラが全然、出ていない」
とでも、言うのが近いかな?
私の先入観が悪い? かも知れません^^;
その他のまたその他
以下のブランドは、デザインブランドであり、タイヤメーカーブランドではないので、興味がわかず、まったく使ったことがありません。
- スペシャライズド
- ボントレガー
- タイオガ
- リッチー
- オンザ
- マビック
- ブリジストン
最後のブリジストンは、一応タイヤメーカーですが、自転車タイヤは自社では作っていません。
タイヤは台湾製で、台湾と言うとどうしても「M」ブランドがちらついてきて、食わず嫌いしてます。
最近、結構気合いの入った宣伝してますよね。
かなり台湾のOEM先に、突っ込んでプロモートしてるみたいなので、機会があれば、使ってみたいと思ってます。
天下のブリジストンタイヤのやることですから、多分、いいロードタイヤに仕上がってるんだろうな、と予想できます。
3. ご参考(管理人の自転車歴)
私が、自転車に目覚めたのは、小学校5年生の時です。
ナショナルサイクラー10という当時の名車が、愛車でした。
中学時代は、ひたすらこれに乗って、近畿一円をサイクリング。
高校生になると、しばらくバイクに浮気してましたが(^^;、大学時代後半から、自転車競技を始めました。
爾来、自転車を愛すること幾年月・・・
34歳まで、会社の近くのクラブチームに所属し、実業団登録選手として競技生活(かなりヘッポコレーサーでしたが)を送りました。
あくまで趣味の範囲でやってましたので、華やかな戦績はなく、最高記録は、全国実業団チームロードでの25位です。
選手引退後は、ホビーレーサーとして、全国の草レースを転戦。
現在は、ヒルクライムやエンデューロ中心に、レース活動を楽しんでいます。
これまでの、自転車による走行距離は、約23万キロです。
選手としては、成長しませんでしたが、パーツにうるさいおっさんとしては、立派に成長を遂げました(^▽^;)
この間に使用したタイヤは、記録に残しているものだけで、180本ほど。
チューブは、これの倍くらいは使ってるはずです。
自転車練習に費やした労力を、運搬作業などの肉体労働のアルバイトにつぎ込み、また、機材に投資したお金を貯金していたとすると、今頃、ポルシェに乗れてたやろなぁ(^o^)/
ま、それはいいとして(;_;)/~~~
使用したタイヤのグレードについては、ハイエンド品が80%、ミドルエンド品が20%くらいの比率です。
ローエンド品は、ほとんど使ったことがありません。
ローエンドタイヤに、命を乗せるのって、かなり怖いですよ。
この記事も、ハイエンド品を中心にして書いてます。
使ったタイヤで、クリンチャーとチューブラーの比率は、6:4くらいです。
チューブラーとなると、また別の判断基準になりますので、今回は一切、判断の対象としていません。
どちらにもメリット・デメリットあって興味深いのですが、両方使うよりも、どちらか一方に集中したほうが、タイヤ選びは楽になります。ホイールへの投資や、維持も大変ですしね。
そんなこんなの経験から、ロードバイクの消耗品の代表格であるタイヤについて、本記事をまとめてみた次第です。
お役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
記事内容で、わかりにくところがあれば、この下の「コメント記入欄」よりお尋ねください。ご意見・ご感想も大歓迎です。お気軽にお寄せください。
また当ブログ管理人の好きな「のりもの」関係の記事は、トップページ最上段に目次ボタンがあります。よろしければ、そちらから他の記事もどうぞ!
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昨日から拝見させていただいています。
前にアルトレモを軽さに惹かれて履いていました。
パンクしまくりと傷のつきやすさでもう辞めています。
ところで、
http://www.schwalbetires.com/company/history
シュワルベの歴史が載っていました。
どうなんでしょうか?
Okappyさん、こんにちは。
コメントいただき、ありがとうございます。
アルトレモのレビューをいただき、ありがとうございます。
とても参考になりました。
そして、ご質問をしていただき、ありがとうございます!
ご質問をいただくことにより、それを機に調べなおしたりして、より良い情報の提供ができるようになるので、感謝、感謝です。
今回は、教えていただいたURLを始め、それ以外にもいろいろと調査してみました。現時点で分かった状況を(少し長くなりますが)、一旦、ここに書いておきます。
記事のほうは、後日、今回の調査をもとに、編集しなおしておきます。
さてでは、調査により見えてきたシュワルベの歴史です。
概ね、以下のようなことでした。
まず最初は、ドイツにBohle(ボーレ)という前身の会社があって、これはいわゆる自転車パーツの卸業をしていました。ボーレさんという人が始めた会社のようですね。
この卸屋は様々なパーツを扱っていたようですが、タイヤもそのうちのひとつに過ぎませんでした。
そのタイヤは、極東方面(日本も含まれているんでしょうね)から輸入していたようですけど、その中で、韓国興亜(ブランド名「Swallow(スワロー:つばめ)」から仕入れていたタイヤが、品質が良く、Bohleさんはとても気に入った。
最初は、ドイツ国内でも韓国興亜のブランド「Swallow」をそのまま使って、販売をスタートしたみたいですが、ドイツではSwallowの意味が通りにくいので、名前をSwallowのドイツ語訳の「Schwalbe」に変更したようです。
さらに、この会社(韓国興亜:Swallowブランド)と心中する覚悟で、Bohleという社名もSchwalbeに変更して、この会社とガッツリやっていくことにした。
それが、ちょうどこの部分ですね。
1973 – The quality of imported bicycle tires from the Far East does not satisfy German manufacturers. Bohle looks for a higher quality producer and finds Swallow-Tires in Korea. Thus begins the German name, SCHWALBE and ensuing success!
韓国興亜も、この頃にドイツSchwalbe社に資本投下したと思われ、欧州市場のマーケティング拠点として、おおいに利用し始めてます。
さて、1973年当時のSwallowのタイヤは質実剛健、やたらと強くて、それがドイツ人の感性にマッチしたようです。
ボーレさんは、そのSwallowタイヤの特徴を上手く利用して “Marathon”という強いタイヤを市場にリリースして、そのタイヤがドイツ国内で大ヒットしました。これが、1983年頃のことです。
1983 – Bohle creates a legend: The “Marathon”, Germany’s first long lasting tire with high quality puncture resistance. The Marathon is the most-sold Touring and Trekking tire in the world.
この頃、記事にも出てくるソウル五輪(1988年)が開催されることになり、それまで頑丈なタイヤばかり作っていた韓国興亜も、軽量スポーツタイヤの開発に力を入れ始めました。
その動きを受けて、Bohleさんはスポーツ分野にも開眼し、スポーツ車の強かったアメリカやカナダにも販路を広げていきます。
ところが、ここで大変なことが起こりました。
韓国の労働争議が頻発して、なんと韓国興亜がつぶれてしまったんです。
これを機にBohleさんは、Schwalbeというブランドや、韓国興亜と共同出資して運営していたインドネシアのタイヤ製造工場などを、すべて単独で買い取りました。
ここからは、私たちの知っているSchwalbeの快進撃が始まるわけです。
実用的なタイヤからスポーツタイヤまで、総合タイヤメーカーとなったSchwalbe社は、誰の干渉を受けることもなく、独自の路線を極めていきます。
現在のSchwalbeがビッグなブランド(会社)となったのは、卸商がメーカーに昇格して成功した典型的な事例だったんですね。
以上が、Schwalbe社の歴史です。
私自身ざっくりとは知っていたのですが、あらためて調べてみて、とても勉強になりました。
もう少し精査して、記事に反映していきます。
今回は、本当にありがとうございました。
管理人さんこんばんわ。
いや~、私の浅はかな疑問にお答えいただいて恐縮いたします。
お忙しいところ大事な時間をずいぶんとらせてしまいましたね。
自転車って、必要最小限の部品で成り立っているからなのか、その部品一つ一つに美しさを感じ心を奪われてしまいます。
眺めながら酒を飲んでいるのは、周りから見ると変人としか映らないようですが?
今後も楽しみに拝見させていただきます。
Okappyさん、こんにちは。
>いや~、私の浅はかな疑問にお答えいただいて恐縮いたします。
いえいえ、大変感謝しております。
上記の情報は、ドイツの自転車事情に詳しい友人に教えてもらったことで、私も大いに勉強させていただきました。
>自転車って、必要最小限の部品で成り立っているからなのか、その部品一つ一つに美しさを感じ心を奪われてしまいます。
ほんとうにそうですね。
年代ごとの美しさがあったりするので、深みにはまると抜け出せません^^;
自転車パーツがあまりにも増えすぎた頃があり、意を決してその大半をオークションで売ってしまったのですが、今、ひどく後悔しております。
懲りずに、これからまた集めます(笑)
こんにちは、かげさんがチューブ、チューブって言うから、チューブならタイヤとペアだろうと、タイヤも頼んでしまいました。MTB用のミシュラン(なんちゃってミシュと言われそう)本人は良く分かってないし、
実は、注文した時はこの記事まだ読んでなかった。
ーーーーー・------・------・-------ここからコメントーーー
うーん、この記事はなかなか手強いぞ、嵌ってくると自分のポジションが分からなくなるから、この目次をメモしておこう。(パチンコ屋の広告の裏へ‥ )
①おすすめブラ
②各タイヤブラ‥特徴1:ミシュ 2:ビット ∬ 6:ベロ 7:その他
③かげさんのバイク歴‥ 楽しみ~♪
♥ミシュランも良いこと書いてある‥ 私にはコンチネンタルが向いているのかな!
ベロフレックスも飾っておきたいな! 主÷べ(PCはこんな変換をして来た)楽しそうなメーカーですが、私は避けます。(ユニクロは利用してますよ)
パナ:今までの記事からこれは決まりですね♪
自転車歴:どうもノウハウと厚みが違うと思ったら、すごい道のりです。
児童は、みんな自転車が好きですが、目覚める子はまずいませんね。
戦績もマクロ的に見れば、上位1%は同じと見ますが、シビアに見れば、一位と二位は同じかもしれないし、凄い隔たりがあるかもしれませんね。
180本使用これは凄いです、それより180本と出せる管理力はもっと凄いかもしれません。
私もポルシェ乗れてませんが、無駄な車を買わなければ(その時は無駄でない‥)乗れてたやろなぁ(^o^)/ まね‥
リキマルさん、こんにちは。
この記事は、軽い気持ちで自分の所感を書いてますので、例によって独断と偏見がたくさん入っていると思います。どうぞ、ご参考程度に。
タイヤは、自転車に限らず乗り物にとって最重要なパーツのひとつですよね。
「命を支えている」などという、すごいコピーなどもありますが、確かにそうだと思います。
嬉しいことは(悲しいことかも?)、その重要なタイヤは適度に消耗するものなので、交換して次々といろんなブランドを楽しめることです。
これからも、いろいろなタイヤを楽しみたいので、ポルシェの夢からますます遠ざかっていくことでしょう(笑)
はじめまして
どの記事もとても参考になってます。
ありがとうございます。
冬のタイヤでお勧めはありますか?
防寒の記事に書かれているイメージ通りの環境です 笑
よろしくお願いします。
くまさん、こんにちは。
コメントいただき、ありがとうございます。
>防寒の記事に書かれているイメージ通りの環境です 笑
うわー、寒いところにお住まいなんですね(◎o◎)
自転車タイヤには残念ながら冬仕様のタイヤがありませんが、上記のような環境であれば、ウェットグリップに最も優れる「Panaracer RACE A」が良さそうです。
また、太さは少しでも設置面積を稼ぐために700X25Cがおすすめです。
もしくは、雪が多いのであれば、思い切ってシクロクロス用タイヤでもいいと思います。
この場合、フレームがどこまでのタイヤの太さに対応できるかが問題になるのですが、ある程度のクリアランスがあるのであれば、雪に強い「MICHELIN シクロクロスマッド2」(700X30C)や、ウェットグリップに優れる「Panaracer グラベルキング」(700X28C~32C)あたりがおすすめです。
以上、ご参考になれば幸いです。