日本で、ガラパゴス的進化を遂げた、ママチャリカテゴリーの自転車。
これほど、移動に便利で、かつ荷物の運搬性にも優れた自転車は、
世界中を見渡しても、そうそうありません。
いや、荷物だけではなく、子供さんも合法的に乗せることができる
素晴らしい乗り物なのです。
ですが、やはり大事な子供さんを乗せるとなると、
安全に対する充分な知識
が必要となってきます。
ここでは、子供さんを自転車の後ろに乗せる際に、
お母さん(お父さん)に、知っておいてもらいたい、大事な知識について、
分かりやすくまとめています。
子供さんと一緒の、楽しいサイクルライフを過ごすために、
是非、役立ててくださいね。
後ろ子供乗せを、装着するのに適した自転車は?
もし、これから自転車を購入することを考えておられるならば、
断然、子供乗せ自転車をおすすめします。
子供を乗せるために、専用設計された自転車ですので、
どれを選んでも、安全性には配慮がなされています。
また、後ろ用の丈夫な子供乗せはもちろんのこと、レインカバーや、クッション
などのオプションも、豊富に準備されています。
既にお持ちの自転車に、後ろ子供乗せを取り付ける場合は、
次にあげるような、条件を満たす自転車が適しています。
車輪のサイズが、小さいもの
→重心が低いほど、安定します。
フレームの形がU字型のもの
→サドルの前のフレームが低くて、前からまたぎやすいものです。
丈夫な後ろ荷台(以下、リアキャリア)が付いているもの
→付いていなければ、付けれる構造となっていることが必要です。
ドレスガードの付いているもの
→スカートや、子供さんの足の巻き込み事故を防ぐために、有効です。
電動アシスト機能のついているもの
→楽なだけでなく、ぺダリングが安定し、安全性も増します。
もし、上記の項目に一つも当てはまらないようであれば、
自転車本体の購入を検討されることをおすすめします。
間違っても、下の写真のようなタイプの自転車に、後ろ子供乗せを
付けてはいけませんよ~
何といっても、危険ですし、また、自転車にまたがろうとすると、
子供さんの側頭部に、ハイキックを見舞うことに
なってしまいます(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
後ろには、いつまで乗せることができるの?
これには、ふたつの制約条件があります。
ひとつが法律で、もうひとつが子供さんの体格です。
以下のように、なっています。
これは、天下国家の定める法律ですので、遵守しましょう。
子供さんの体格については、次のようになっています。
体 重 22kgまで
これは、法律で規制されているわけではありませんが、
子供乗せの製造メーカーが、安全性が保証できる数値として、
公表しているものです。
では、何歳から後ろ子供乗せに、乗せることができるのか?
この点については、以下を指針としてください。
少し範囲がありますが、要点としては、
お母さんの言うことが、ちゃんと理解できる
年齢から、ということです。
後ろ乗せは、前乗せとは違い、お母さんから見えません。
自転車の危険性がわからず、動き回るようであれば、
後ろに乗せることは、やめましょう。
前乗せをしていた子供さんを、後ろ乗せにするのであれば、
別の記事で、詳しく書いていますので、そちらをご覧になってください。
自転車の子供乗せ!前は何歳から?注意点は?
注意することは?
機材面と、人的要素面のふたつがあります。
まずは、機材面から説明します。
機材面での注意事項は?
リアキャリア
まず、リアキャリアが、子供さんの体重と、子供乗せ(3kg~5kg)の
合計重量に耐えなくてはなりません。
これを満たすには、リアキャリアの最大積載重量が、
27kg、または、25kg
のものが、付いていなくてはなりません。
リアキャリアは、JIS規格によって、最大積載重量が決められており、
それは、リヤキャリア本体に、刻印で記載されています。
刻印では、
- 27kg
- MAX 27kg
- C-27
- CLASS 27
などと、表記されています。
最大積載重量が、18kgのものは、平成22年5月のJIS規格の改正時に
幼児座席を取り付けることが禁止されました。
必ず、27kgもしくは、25kgと刻印のある、リアキャリアを付けてください。
子供乗せ
しっかりしたものを選びます
座面と背もたれしかない、価格の安いものは、安全面において不安だらけです。
大事な命を乗せるものですので、良いものを選びましょう。
価格帯とすれば、10,000円近くとなりますが、命には代えられません。
これは、後ろの子供乗せはだけでなく、前の子供乗せにおいても
同じことが言えます。下の画像で、イメージをつかんでください。
その他
必須のアイテムは、次の二つです。
自転車の両足スタンド
子供さんのヘルメット
安全のためには、欠かすことのできないものですので、
費用を惜しまず、丈夫なものを使用しましょう。
上記の機材面が揃うと、乗車時には以下の画像のような
雰囲気になります。
お母さん(お父さん)に注意して欲しいこと!
子供に、よく言って聞かせる!
- バーから、絶対に手を離さないように、言い聞かせます。
- 後ろで暴れたり、立ち上がったりしないように、教えます。
子供に、自分で上がらせない!
- 子供が、ステップに足をかけて、子供乗せに自分でよじ登るのは、
自転車の転倒につながり、大変危険です。
運転中は、子供に話しかける!
- 子供は、お母さんの背中で、前が見えません。
→常に前の状況を、話しかけてやるのがいいです。 - また、後ろで子供が寝てしまうと、危険です。
→最悪の場合、子供の転落につながります。
→また、寝てしまうと、自転車のバランスも悪くなります。
子供を乗せたまま、自転車から離れない!
- お母さんが離れると、子供は動きだします。
→自転車から「離れない、手を離さない」ことを厳守しましょう。
おすすめの、後ろ子供乗せは?
後ろ用の子供乗せについて、おすすめできる商品を
以下の条件を勘案して、選んでみました。
- 安全性(ヘッドレスト付、5点式ベルト付)
- 快適性
- オプションの豊富さ
- メンテナンス性
- 価格
その結果、OGK製の以下の商品が、ベスト1に輝きました。
【RBC-015DX(ヘッドレスト付カジュアルうしろ子供のせ)】
ネットで、多く販売されているようですので、
以下のリンクから、販売状況や価格を確認することができます。
独断と偏見の番外編(*´▽`*)
すこし、アブノーマルですが(^▽^;)、
個人的には、このようなものがとても好き♥です。
サイクルトレーラーというものです。
どのように良いかと言うと、
- 低重心で、子供さんの乗り降りが楽
- 全天候型で、雨でもへっちゃら
- どんな自転車にも、取り付けができる
- 自転車の、バランスを崩さない
- 自転車が倒れても、トレーラーは倒れない
- 子供さん以外に、大量の荷物も運べる
- ペットも乗せられる
ね、なんだかいいことだらけでしょ!
これだったら、冒頭の「問題自転車」が、「優良自転車」に変身です\(^o^)/
もっと増えてもいいと、思うんですけどね・・・
以上、ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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