ロードバイクのハンドルバー交換方法!角度や高さの基本はこうする!


ロードバイクの操作性に関して、
ハンドルバーはもっとも重要度の高いパーツです。

ハンドルバーの形状を変更するだけで、同じロードバイクを
さまざまな競技に沿ったマシンに、手軽にカスタムすることができます。

ハンドルバーは、一度取り付けてしまえば、
「永久にそのまま」、といった使い方をしている方が
多いようですが、これはもったいない話です。

 

私は、レースエントリーする種目や、トレーニングメニューに応じて、
3本のハンドルバーを、適宜、使い分けています。

交換作業は簡単で、慣れてしまえばバーテープを
巻くところまでやっても、30分もあれば完了します。

今回は、スピード型から、オールマイティ型に交換しましたので、
その作業手順と、ポジションの基本について、解説します。

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交換作業

作業の流れは以下となります。

  1. バーテープを外す
  2. デュアルコントロールレバーを抜く
  3. ステムからハンドルバーを外す

基本はこれだけで、装着時はこの逆の作業となります。

 

必要な工具も少なく、アーレンキーと、
バーテープを切るためのハサミだけです。
DSC02785

写真左は、5mmのT型アーレンキーで、
これがあると、デュアルコントロールレバーの脱着が、
かなり楽になります。

写真中は、ハンドルステムの取り外し用で、
私の場合は、4mmのアーレンキーで脱着できるステムを使っています。

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ハンドルバーの取り外し

では、実際の作業を写真で説明します。

これがこれから外すハンドルバーです。
これは、スピードトレーニング用で、リーチの長いタイプです。
DSC02761

リーチが長いぶん(ブレーキレバーが遠くなります)、
ウィング部が持ちやすいような形状になっていて、
まあまあ良いのですが、山登りにはブレーキブラケットが遠くて、
スタンディングが苦しいものになります。

 

まず、バーテープを外します。
DSC02777

オレンジ色に見えているのは、ワイヤーを固定するために巻いた、ビニールテープです。
これも、外します。

 

このハンドルバーは、ワイヤーを内蔵できるタイプですが、
私は頻繁にハンドルバーを交換するので、
あえて内蔵させずに、バー下にワイヤーを這わせてました。
DSC02782

 

アーレンキーで、ブレーキブラケットを固定しているボルトを緩めます。
DSC02783

 

ボルトを介し、クランプをある程度緩めると、ハンドルから抜くことができます。
ワイヤーはバラす必要はありませんので、この状態で、ぶら下げておきます。
DSC02786

 

あとはハンドルステムの取り付けボルトを外して、
ハンドルバーを外すだけです。
DSC02787

 

外したハンドルバー(写真下)と、これから装着する
ハンドルバー(写真上)の比較です。
リーチやドロップの違いが、わかります?
DSC02793

上のハンドルバーは、ショートリーチ、ショートドロップの
アナトミックタイプのハンドルバーです。
カーボンバーは、形状の自由度が高いので、その点はマルですね。

これは、ワンバイエスのジェイカーボンというモデルですが、
クライマーの方には、登りでも下りでもとても使いやすくて、
おすすめできる1本です。

私も自他ともに認める「坂バカ」なので、
通常はこのハンドルバーを使用しています。
もう、4年にわたって、愛用してます。

 

ちなみに、私は3本のハンドルバーを使い分けており、
もう1本は、チームロードや個人タイムトライアル用です。
DSC02774

クリップオンバーが、円形断面のハンドルバーにしか付かないので、
このクリップオンバーのためだけに、シャロータイプの
アルミ製ハンドルバーを準備してます。

レース時のみ、バーテープも巻かずに使ってます。

 

閑話休題

ハンドルバーの幅ですが、私はセンター~センターで、
400mmのもの以外は使ってません。

自論ですが、ハンドルバーの幅は、身長や体格で決めるよりも、
フレームサイズで決めたほうが実質的と感じてます。

極端に、フレームサイズが、小さいか大きい場合のみ、
ハンドル幅も検討が必要になってきますが、
一般的なロードバイク(フレームサイズ:440~560くらい)であれば、
全部400mmでもよいのではないかと。

幅よりも、リーチやドロップをしっかりと検討したほうが、
より良いポジションが得られるので、こちらに気を使ったほうが得策です。

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ハンドルバーの取り付け

さて、
ここからは取り付けですが、取り外しの逆をたどるだけですので、
簡単にいきます。

まず、サクッと付けて、
DSC02798

 

デュアルコントロールレバーを仮付けし、
DSC02802

 

ブラケット部を、進行方向にまっすぐに合わせて、
DSC02806

 

左右の高さを揃えて、固定します。
(細い棒状のものを使うと、正確に揃えることができます)
DSC02809

 

重要なことは、この時のハンドルバーと
デュアルコントロールレバーの角度です。

どちらも「地面と水平」が原則です。
DSC02816

この時、ハンドルはトップ部(ウィング部)、
デュアルコントロールレバーは、ブラケット上部面を基準とします。

この水平を原点として、あとは自分の体形や乗り方に応じて、
角度を上げたり下げたりします。

違和感を感じたら、まずは原点に復帰させて、
微調整の範囲で、いじっていきましょう。

 

高さは、サドルベースの最下部と、
ハンドルバーの最上部が揃っていることです。
私の場合は、この基本からまったく外れないまま乗ってます。
DSC02818

ハンドルバーの高さは、先にサドルの高さがあって、
そのあとに決めるべきもので、ロードバイクの購入時に
ショップで確認がされているはずです。

もし、ずれていたら、ハンドルステムを上下ひっくり返したり、
スペーサーの位置を入れ替えたりして、多少の調整はできます。

もし、あまりにもハンドルバーとサドルの高さが
チグハグであれば、ショップに相談することをおすすめします。

 

あとは、左右各2本のワイヤーをビニールテープで固定し、
DSC02823

 

バーテープを巻けば、完了です。
DSC02829

 

バーテープは消耗品なので、あまり気にせず、安いものを使ってますが、
今回は、これを巻いてみました。
DSC02822

カーボンバーの衝撃吸収性と、クッションバーテープの相乗効果で、
とても良いフィーリングになりました\(^o^)/

 

以上、ロードバイクに関しては、ハンドルバー交換は簡単で、
かつ、効果の高いカスタマイズであることが、ご理解いただけたと思います。

簡単に交換するポイントは、ブレーキワイヤーとシフトワイヤーを
内蔵にしてしまわないことです。

 

エントリーしたレースの特性に応じて、
数本のハンドルを使い分けると、気分も高揚します。

結果が向上する保証はありませんが(^▽^;)

 

どうぞ、ロードバイクライフを楽しんでください!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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6件のコメント

  • ビデ

    はじめまして。
    ポジションで検索までしといる内に貴殿のサイトにたどりつきました。
    1つ教えて頂きたいことがあります。
    ワンバイエスのジェイカーボンの前につけておられたハンドルは何処のなんというハンドルでしょうか?

    • 管理人

      ビデさん、はじめまして。
      コメントいただき、ありがとうございます。

      さて、ハンドルバーなんですが、本体にメーカーの記載がなく、また梱包部材も捨ててしまっているため、恥ずかしながらブランドを確定できません(≧▽≦)
      これを購入したのは、バスケットウーブンのカーボンが流行り始めた2011頃で、台湾メーカーがイタリアのどこかのハンドルバーメーカーに対してOEMで作ったものでした。

      ということで、イタリアンブランドであったことと、Made in Taiwanであることまでしか思い出せません。
      頼りない話で申し訳ありませんが、なにとぞ、ご容赦ください(;´Д`)

  • ヒデ

    もし可能であればこのカーボンハンドルをお譲り頂けませんでしょうか?
    もしまだお持ちであればで構いません。
    ご検討頂けるようであればメールを頂けると幸いです。

    • 管理人

      ヒデさん、こんにちは。

      >もし可能であればこのカーボンハンドルをお譲り頂けませんでしょうか?
      →リーチの長いウーブンドカーボンの方ですよね?

      それで良ければお譲りしますよ。

      このサイトの上段にある「運営者情報」のところに、連絡先メールアドレスが記載されていますので、そちらにご連絡いただけますでしょうか?

      ご送付先などもお教えいただければ幸いです。

      では、よろしくお願いいたします。

      • ヒデ

        昨日メールを送信させて頂きました。
        まだハンドルはございますか?
        連絡が遅くなり大変申し訳ございません。

        • 管理人

          ヒデさん、こんにちは。

          メールをいただきありがとうございます。
          そちらの方に返信しましたので、ご確認をお願いいたします。

          では、よろしくお願いいたします。

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