ミッションオイルの交換時期は?無交換でもいいってほんと?


ミッションオイルの交換時期については定説がなく、様々な情報があり、中には無交換でもいい、との説もあります。

ここでは、機械を保守するという見地から、常識的なラインに沿って、ミッションオイルの交換時期について考えてみます。

 

初めに

最初に重要な点ですが、ここで論ずるのは、ギヤボックスを持つ車に使われるミッションオイル(ギヤオイル)
についてです。

トルクコンバーター型のオートマミッションに使われるATF(オートマチック・トランスミッションフルード)のことではないので、お取り違いのないようにお願いします。

 

といってもこの両者の扱いには、交換という見地からみると、それほどの差はないんですけどね(*’▽’)

でもまあ、マニュアル・トランスミッションか、それに準じる形式(ロボタイズド・トランスミッション{注}など)について書いていきます。

「楽しいカーメンテ」の一助にしてください。

 

{注}
ロボタイズド・トランスミッションとは、クラッチ操作を機械がやってくれるマニュアル・トランスミッションのことです。

欧州車を中心に、世界的に広まってきている機構です。

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交換時期についての結論

いきなりですが、結論からいきます。

5万km以上10万km以下で交換しておく

というふうに、考えています。
距離的に範囲が広く、大括りですがご容赦を(^^ゞ

 

但し、サーキット走行など、極限状態で走る車は、話は別になります。

あくまで、一般的な使用をすることが前提です。

 

結論に至った過程

私の場合、今までに乗り継いできた車の大半がマニュアル・トランスミッション車なので、何度もミッションオイルの交換を、やってきました。

ある時は、5000kmで交換し、またある時は、10万km近く走ってから交換してきたりしたわけです。

 

それらの経験から、ミッションオイルというものは、

  • 5万kmの頃から汚れが目立ち始め
  • 10万kmでは、かなり汚れる

という実感を持つようになりました。

 

最近にDIYで行ったミッションオイルの交換は、5万km使用時点(2度目の交換)での作業でしたが、その時の様子を写真で紹介します。

抜いた時は、それなりに黒っぽくみえます。
p6

揺らしてみると、微妙にマーブルっぽい雰囲気がありますが、まっ黒、とか、ドロドロ、といった感じではないです。

 

これを、ビーカーに入れて透かしてみると、汚れは、それほどひどくはないです。
p5

透明感は落ちてますが、粘度や臭いなどは見て分かるほどの大きな変化はなく、まだしばらくは使えそうな雰囲気です。

 

しかし、マグネットとなっているドレーンプラグには、鉄粉がびっしりついています。
p3

この写真の付着状態は、まだ少ないほうで、もっとびっしり付いていたこともあります。
(初回交換時は、もっと付きます)

 

鉄粉をパーツクリーナーで吹き飛ばすと、元の姿はこんな感じです。

上の写真と較べると、鉄粉が、そうとう盛り上がっていたのが分かります。
p4

マグネットに、どれだけの量の鉄粉を吸着する能力があるのかは分からないのですが、使用にともないミッションオイルの中に、ギヤの摩耗による鉄粉が混入していくことは間違いありません。

 

潤滑時に、常にミッションオイルはせん断力を受けているし、熱の影響も受けているので、劣化しないわけがありません

劣化の度合いが、性能に影響を与えない範囲であれば、交換しなくてもいい、ということなんですが、この鉄粉を見る限りにおいては、
交換して良かった!
と感じます。

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交換方法は簡単

p8

エンジンオイルの交換と同じで、

下から抜いて、上から入れる

だけです。

DIY派であるなら簡単にできるはずですし、ディーラーなどに依頼しても、作業はすぐに完了します。

 

DIYで交換作業を行う際には、ひとつだけ準備が必要です。

ミッションオイルは粘度が高いので(75W以上のものが多い)、オイルを圧送するための、ウィングポンプ(下の写真のようなもの)、もしくは、サクションガン(大きな注射器のようなもの)を揃えておきましょう。
p2

 

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さいごに

私が今、乗っている車(FIAT 500 Twinair)も、交換時期の指定はありません。9万km走行毎に、チェックすることが要求されているだけです。

しかし、この先何年も調子よく走ってもらうために、
何もしなくて、無交換でいい?
ということは、気分的にはありえんわけです(^^ゞ

よく似た整備で、パワステオイルの交換があります。これも、交換不要説がまことしやかに囁かれてますが、私は交換派です。

関連記事
パワステオイル交換は必要か?やるなら時期や方法は?

 

さて、ミッションオイルの交換という作業は、

一種の保険のようなもの
です。

万一のことが起きるリスクが減らせるんだ!
くらいの期待でやってみるものだと思います。

機械的に見ても、
無交換よりも、適度に交換したほうがいい
に決まってます。

 

ミッションオイルを交換したことによって得られる、シフトフィーリングのような、体感的変化はほとんどありません。

でも、
あー、きれいなオイルにしてすっきりした!
という、精神的満足は甚大なものがあります(^▽^;)

 

換えようかどうしようか?と思い悩むよりも、スッパリと交換すると、気持ちがいいですよ。DIY派にとっては、作業そのものも楽しいものです。

そのタイミングは、上記の通り、神経質になる必要はないです。

ゆるい感じで、サンメカ整備を楽しまれてはいかがでしょうか。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

 

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8件のコメント

  • Frankワンワン

    大変参考になりました、2代目パンダを2匹飼っています。デュアロジックのオイルは、1年毎の交換が重要とpanda修理の達人から教えて頂きました。4*4のマニュアル車も車検毎にディーラーで交換して貰うようにしたいと思います。

    • 管理人

      Frankワンワンさん、こんにちは。
      コメントいただき、ありがとうございます。

      >2代目パンダを2匹飼っています。
      おお、いいですね、2匹も^^!

      私の今の愛車はFIAT500のTwinAirで、現時点の走行距離は、35,000kmです。

      ちょっとした事情があって、このクルマのミッションとクラッチはまだ新品なんですが、はやくやりたくてウズウズしています。

      やってみると、いろいろとFIAT車の特徴もわかると思いますので、また記事にしてアップしたいと思います。

  • アリハタ・ネン

    私もミッションオイル交換派です。
    お世話になっていたラリーショップでも、出来れば2万キロ、延ばしても5万キロでの交換を推奨されていました(モータースポーツに使わない場合)。
    今の車は昨年、とりあえず1年、8千キロ時点で保険的に交換しました。ドレンボルトにかなり鉄粉が付いていたのと、シンクロ系の非鉄金属を排出する意味で、次の交換も少し早めにやりたいと思っています。
    本当のところは、交換作業自体が楽しみなのですが。

    • 管理人

      アリハタ・ネンさん、こんにちは。

      おお、アリハタ・ネンさんもご自身で交換されるんですね。私と一緒の「絶滅危惧種」ですね(笑)

      今のFIAT500を購入した時は、「ミッションオイルはライフタイム使用が可能なので、交換は不要です」と言われたんですよね。

      ところが2万キロ走行時にミッション本体の不具合が出て、ミッションごと交換することに。ミッションオイルよりミッション本体のほうが先にやられたという・・・^^;

      今のミッションは調子が良いので、来年あたりに初回のミッションオイルを交換予定です。楽しみです。

  • アリハタ・ネン

    自分でやると、楽しさや満足度がアップしますからね。
    今は通販で大抵の物が買えるし(しかも結構安く)、選ぶのも楽しいです。
    ただ、軽自動車のミッションオイル、2リッターだと僅かに足りず、3リッターだとかなり余るのが悩みどころです。
    フィアット500のミッションオイル交換後の、記事のアップを楽しみにしています。

    • 管理人

      アリハタ・ネンさん、こんにちは。

      ミッションオイルはなぜか2L販売が多いんですよね。私は2L缶と1L缶で計3L購入して、余ったオイルを2L缶に移して、次回の交換まで保管したりしています。

      >フィアット500のミッションオイル交換後の、記事のアップを楽しみにしています
      →はい、がんばります。

      FIAT500はオイル要領も2Lで足りそうです^^

  • 門脇

    ありがとうございます。

    • 管理人

      こちらこそ御礼をいただき、ありがとうございます。

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