しまなみ海道サイクリングの新拠点 オノミチユーツーはどんなところ?

しまなみ海道を走るサイクリストへの新拠点として、
オープンした、ONOMICHI U2(オノミチユーツー)

この日本で初の、新しいスタイルの自転車総合施設に、行く機会を得ましたので、
サイクリストとしての視点から、本音でレビューしてみます。

独断と偏見が、たくさん入っているかもしれませんが、
率直な感想を書いてますので、お読み苦しいところがあれば、
どうぞご容赦ください。

Sponsored Links

施設概要

場所は、とても分かりやすく便利なところです。
尾道駅から、自転車ならば2分、徒歩でも5、6分で行けます。

しまなみ海道サイクリングの出発点となる、向島フェリー乗り場にも至近で、
本州側の拠点としては、最高のロケーションです。

 

施設は、広島県が運営する海岸沿いの倉庫を、改修したものです。
倉庫は、70年も前に建てられたものだそうです。

建屋は、長細い典型的な倉庫形をしており、広さは2000平方メートルで、
その半分近くを占めるのが、宿泊施設である「HOTEL CYCLE」です。
DSC02414

写真の下半分は、レストランやカフェなどの飲食店が入っているエリアで、
GIANTのオフィシャルストアもここにあります。

 

建物は、海(尾道水道)に面しており、海側(写真の左側)には
デッキがあり、道路側(写真の右側)には、お手洗いとシャワー室の
独立した棟があります。

 

オープンな雰囲気のデッキ
DSC02400

 

お手洗いとシャワー室の棟
DSC02416

 

それでは次項から、施設内のホテルやショップについて、
サイクリスト的視点から、レビューしてみます。

 

ホテル 「HOTEL CYCLE」

何といっても、この宿泊施設が目玉となっています。
ウリは、自転車をそのまま部屋に、持って入れることです。

ホテルの通路は、自転車で移動しやすいように
広くなってますし、階段にも車輪を乗せて運ぶための
レールが付いていたりします。

部屋は、ツインルームのみの設定で、28室です。
デラックスが8室、スタンダードが20室という内訳です。

 

【良いところ】

すべてがサイクリスト仕様

愛車を、バラすこともなく客室内に置いておけるのが、いいですね。
楽だし、なにより安心できます。

ホテル内のあらゆるところに、サイクルスタンドがあり、
自転車の扱いにも困らないようになっています。

 

チェックインカウンター前にも、
DSC02394

 

客室廊下にも。
DSC02406

部屋の中には、壁にスタンドが付いているそうで、
簡単なメンテナンスなども、することができると紹介されています。

 

服装を気にしなくてよい

ヘルメットを被ったままであろうが、レーサーシューズを
履いたままであろうが、全然気にしなくていいので、
これは、嬉しいですね。

 

【悪いところ】

シングルルームがない

部屋の種類がツインルームしかないというは、不便です。
基本的には、カップル向け
ということなんだと思います。

 

宿泊料金が高すぎる

ロッジ的な価格を予想していたので、驚きました。
素泊まりで、

  • デラックス → 22,000円/1泊
  • スタンダード → 17,000円/1泊

だそうです。
ちょっとした、一流ホテル並みの値段ですね。

 

ホテルのカウンターの人に、1人の場合でも利用できるのかどうかを
聞いてみました。

一応、それも可能で、その場合の宿泊料金は、

  • デラックス → 13,000円/1泊
  • スタンダード → 9,000円/1泊

との事です。

 

また、自転車の持ち込みが無くても、料金は同じです。

 

GIANTオフィシャルストア

これも、オノミチユーツーの、もう一方の目玉となっている部分です。
しまなみ海道の入口に当たる場所に、このような専門店があることは
サイクリストにとって、心強いですね。

お店には、完成車を初めとして、各種パーツ類、ウエア類などが
販売されていました。
DSC02429

 

品揃えとしては、クロスバイク関係が中心となっている感じでした。
DSC02428

 

また、ここにはメカニックルームがあり修理の依頼ができます。
DSC02412

 

さらに、レンタサイクルの貸し出しもやっています。

しまなみ海道でつながっている四国側(愛媛県今治市)にも、
GIANTオフィシャルストアの今治店があり、
どちらのお店でも、返却(乗りすて)が可能とのことです。

 

【良いところ】

トラブル対応の強い味方

もし、出発までにトラブルが発覚した場合には、有難い存在です。
メカに自信がなければ、事前に、調整をしてもらうことができて、安心です。

忘れ物をしてしまった時にも、大いに助かりますね♪

 

自転車がなくてもオーケー

自転車本体だけでなく、アクセサリー類(ヘルメットなど)も
レンタルできるので、手ぶらで来ても、しまなみ海道を
サイクリングすることができます。

 

最新バイクを試せる

GIANT製品に限られるのですが、最新のスポーツバイクを
レンタルすることができます。

レンタルできる車種も、カーボンロードからキッズバイクまで、
全部で6種類と豊富で、この中から自由にチョイスできます。

購入を検討している人には、かなりいいシステムだと思います。

 

【悪いところ】

レンタル料金が高い
これは、半端なく高くて、ちょっとびっくりしました。

お店で、レンタサイクルに関するパンフレットを、もらってきました。
スキャン画像を掲載しますので、見てみてください。

画像は、クリックで拡大します。
rentalfee

 

いやはや、一番高いカーボンのロードバイクを1泊2日で借りたら、
最新鋭バイクとは言え、レンタル料金が20,000円って、どう思います?

ホームセンターで、ママチャリ2台、買えるやん(笑)
レンタカーの普通車よりも、まだ高いかな。

ま、そういう比較したらあかんのですけど(^▽^;)

 

しまなみ海道を片道走行して、乗りすてすると、
それも乗りすて料として、3,000円が余分にかかります。

最短時間で5時間から、レンタルできますが、
しまなみ海道の、往復140kmを5時間で走ろうと思えば、
レースモード全開で、観光どころではなくなります。

風光明媚な、しまなみ海道まで行って、苦しみたくないし(*´Д`)

 

価格設定が高い

店売りの自転車やパーツも、相対的に高いですね。
ここで、自転車本体を買う人は、少ないと思うけど、
パーツのほうは、需要があるはず。

ほぼ、定価通りなのではないでしょうか。

非常時利用」と考えておいたほうが良さそうです。

Sponsored Links

その他のお店

その他のお店をひっくるめて、良いところ、悪いところなどの
気付いたところを、箇条書きしていきます。

お店としては、以下のものがあります。

  • シーフードレストラン
  • カフェ
  • 焼きたてパンのベーカリー
  • カウンターバー
  • 島グッズのお土産

 

【良いところ】

レストランでは、瀬戸内の魚介類、野菜、柑橘類などが食べられる

ワインも豊富に揃っている

カフェは、海側のデッキから、自転車に乗ったまま注文できる

ベーカリーは、工房も見ることができ、まさに焼きたてを食べることができる

バーから、海辺の景色を楽しめる

瀬戸内産のフルーツジャムなどが、たくさんある

 

【悪いところ】

レストランは、営業時間が決まっていて、3度の食事時しか開店していない

→私が行った時も、準備中で利用できませんでした。
DSC02411

 

イタリアンが中心で、和食がない

菓子パン類は、おいしいが、むちゃくちゃ高い

ジャムも小瓶で700円と、非常に高い(ので、買えなかった)

→クロワッサンでも、ひとつ300円以上!(これは、買ってみた)
DSC02392

 

島のお土産は、サイクリストにはマッチしていない

→ジャケット、(普通の)バッグやシューズ、クッション、割れ物の食器類・・・
どれも、自転車での持ち運びは困難なものばかり(島グッズだし、しヨうがないのですが)DSC02393

 

まとめ

概ね、オノミチユーツーの雰囲気がお分かりいただけたと思います。
想像していたよりも、はるかにモダンで綺麗なところで、それはよかったです。

しかし、誤解を恐れずに言うと、
サイクリスト的な好みからは、少しずれている
と感じました。

というか、なにもかも中途半端に感じました。

良いところと、悪いところは表裏一体で、個人の価値観によって
変わることは承知の上なんですが、サイクリスト的見地から言うと、
「ずれている」という印象を、ぬぐえませんでした。

 

まず第一に、
サイクリストは、節約志向が強い人が多い
(私自身もそうです)と感じているのですが、
施設内のサービスは、何もかも高すぎます。

サービスの価格帯は、大都会のそれですが、
雰囲気や、内容は、都会レベルには、一歩及ばないと感じました。

 

サイクリストというものは、ほとんどの人が、ジャージとヘルメットで
ウロウロするものです。
ここに、都会的なおしゃれで高級な雰囲気は、特に必要ではないです。

瀬戸内の大自然の中を、自転車で走ることを楽しみに
来るわけですから、もっと、しまなみ海道の地元らしい
ローカルな雰囲気が欲しいところです。

私ならば、むしろ道の駅的な雰囲気を強調してもらったほうが、
喜ぶと思います。

 

次に、サイクリストは、
健康志向が強い人が、圧倒的に多いことが挙げられます。

お酒を飲むことを前提としたような料理や、あるいは
バーなどがあることは、この属性にマッチしていません。

走りに来ているので、グルメやナイトライフは、第二第三でいい
と感じるのは、私だけでしょうか。

 

食べ物に関しては、全般的に高級で、お上品過ぎます。
サイクリストは、基本的にアスリートであり、
お上品に食べるより、ガッツリ食べたいものです。

食事は、重要な補給行為ですから、
ボリュームがあって、エネルギーがしっかり補給でき、
価格的にも手ごろなものが、適している
ことは自明のことです。

 

それならば、
B級グルメ的なお店ならば、手軽に素早くエネルギー補給できますし、
コンビニ的なお店があると、携行食などをチョイスすることもできます。

ところが、ここにはその類のお店は一切ありません。
高いレストランでは、お腹が膨れませんし、困ったものです。

せめて、ビュッフェ形式のバイキングは欲しいところです。

 

ホテルは、確かによく工夫されているのですが、これも、高級路線で、
セレブなカップルがターゲットとして、設定されています。
そのようなカップルには、非常にいいでしょう。

サイクリングは、クラブなどのグループで行くことが多いものですが、
みんなでワイワイガヤガヤと喋りながら、一晩を過ごすことはできないです。

カップルではなく人数も多いのであれば、民宿や国民宿舎のようなところのほうが、
よほど気楽に楽しめるのではないでしょうか。

 

この施設は、筋金入りのサイクリストよりも、軽い気持ちで、

  • 観光の一環で、しまなみ海道のサイクリングも楽しんでみよう
  • ついでに、グルメなども楽しみたい

という人には良いかもしれません。

 

しかし、それにしたら、無料の専用駐車場がないのは、不便です。
有料の駐車場が隣接していますが、これまた、結構高いです。
DSC02433

 

しまなみ海道は片道でも相当距離(70km)があるので、
下手に出発してしまうと、帰ってこれなくなるし。

このあたりが、中途半端な印象になるんですよね。

 

もちろん、素晴らしいところもあります。

私が、ここを訪れた日には、しまなみ海道のサイクリングイベントが
催されていて、それの事務局拠点となっていました。
DSC02389

そのような用途では、場所的な利便性も、施設内外の使い勝手でも
バッチリだと思います。

 

最後になりましたが、私なりの、この施設のベストな使い方を提案して
しめたいと思います。

  1. しまなみ海道サイクリングの、集合場所、解散場所として使う
  2. サイクリング後(あるいは途中)の、休憩場所としてオープンデッキ部分を使う
  3. GIANTの自転車を、ロング試乗したい時に、レンタサイクルを使う

以上、ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

記事内容で、わかりにくところがあれば、この下の「コメント記入欄」よりお尋ねください。ご意見・ご感想も大歓迎です。お気軽にお寄せください。

また当ブログ管理人の好きな「のりもの」関係の記事は、トップページ最上段に目次ボタンがあります。よろしければ、そちらから他の記事もどうぞ!

 

↓管理人も加入おすすめNo.1自転車保険↓

あわせて読まれている記事はこちら


Sponsored Links
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す