ハンドルカバーでの防寒!バイク乗りの極意は!


冬は、バイクの季節です\(^o^)/

あなたが筋金入りのライダーならば、冬のライディングの
快適さを、よくご存知だと思います。
脱水症の心配もないし、うっとしい花粉もないし(*^^)v

ただしこれ、適切な防寒の装備あってのことですよね。

その防寒装備で、ライダーが最後まで躊躇するのが、
ハンドルカバーではないでしょうか。
理由はもちろん、「カッコ悪いから!」です。
あなたも、そう考えてるでしょ?!

私も、若いころは、ルックス最優先でしたので、
ハンドルカバーは、選択の対象外でした。
当時は、ハンドルカバーと言えば、
カブのおじ(い)さん」以外には、
想像もできませんでしたしね。
今も、その傾向は大いにありますが(∩´∀`)∩

考えが変わったのは、10年ほど前に、ラフロードが
ビッグバイク専用の、デザイン&機能重視
ハンドルカバーを発売した時です。
それまで、食わず嫌いだったのですが、思い切って
食ってみることにしました。

これが、私の初代モデルです。
いささか、くたびれてますが、当時は画期的だったんです。
これにどれだけ、助けられたことか。
DSC00466

使い始めると、長年の、食わず嫌いを、大いに後悔したもんです。
今はもう、ハンドルカバーは、
絶対に離せないアイテムとなりました。

では、このハンドルカバーでの防寒の極意や、
購入時のチェックポイント、その他の用途等に
ついて、すべてお教えします。

Sponsored Links

防寒の極意

まず防寒の基本ですが、これは実にシンプル。

1. 風の侵入を防ぐ
2. 空気の層で、体温を守る

これは、ハンドルカバーに限らず、
冬の装備の基本なので、よくご理解のことと
思います。

一か所でも、隙のある部分を作ると、
それ以外が完璧でも、ライディング続行が
不可能となることは、経験されているはずです。
で、その隙は往々にして、手であることが
実は、分かってるでしょ?

そして、手が冷気で痺れると、命にかかわるほど
恐ろしい状態になることも、一度は経験されて
いるのではないでしょうか?

で、ハンドルカバーの、登場となるわけですが、
ここで、忘れてはならないことが、
ウィンターグローブの併用です。
あなたが、ライダーを自負するなら、
すでにウィンターグローブの一双は
お持ちだと思います。

「ハンドルカバーを付けたら、ウィンターグローブは
いらないんじゃないの?」という考えは、
一旦、横に置いてください。

ここでは、真冬に1時間以上のライディングをしても、
手が感覚を失わない
、ということを前提に
話をすすめています。
それには、ウィンターグローブは必須の
アイテムとして考えます。

防寒の基本2項目を、ウィークポイントである、
手にフォーカスして、二重三重に積み重ねる。
それを、素材、形状、操作性、安全性、機能
などの、複数の切り口から攻めてゆく。
これを徹底してやることが、防寒の極意と言えます。

Sponsored Links

ハンドルカバー購入時のチェックポイント

 素材

ボンディング素材が、ナンバーワンだと思います。
ボンディング素材とは、布と布と間に、
ウレタンフォームやネオプレンフォームなどの
含空気層部材が挟まれている素材のことです。

布だけで構成されているものや、塩ビ製のものは、
価格は安いのですが、防寒性、耐久性、機能性などで
このボンディング素材製には、遠く及びません。

 

 形状

形状は、操作性と安全性を最優先して
決めることが、重要です。
ここを見誤ると、防寒以前に本末転倒と
なります。

チェックポイントとしては、
内部空間が確保されている、ということです。

左手は、クラッチ操作で前後に大きく動きます。
右手は、アクセル操作で上下に動きます。
もちろんブレーキレバーや、スイッチ類に
ストレスなく、指がかからなくてはなりません。

これらの操作を、ウィンターグローブを装着状態で、
正確にできるだけの空間が必要です。
ウィンターグローブって、その機能上、
ナックル部が嵩張っているので、予想以上の空間が
必要となってきます。

この写真は、私の愛用品ですが(Super Boldor製)、
これくらい、ごっついウィンターグローブと併用できなくては
理想の防寒性能は得られません。
DSC00470

多少、ルックスが犠牲になれども、袋形状で大きさに余裕のある
ものを選ぶようにします。
さらに、ナックルガードを付けているなら、内部の大きさの確保は
必須の事項となります。

カブやスクーター向けとしてよくある、ボクシンググローブ型のものは、
クラッチ操作のある大型二輪車には、不向きですので、避けましょう。

ボクシンググローブ型には、こんなツワモノもありますよ!
ハンドルカバーグローブ
オモシロイけど、やめときましょう(^▽^;)
これって、手はすぐに抜けるのかなぁ?
いやぁ、怖い、怖い。

 

次に本題の、防寒機能のための形状です。
これは、風の通路となる、ハンドル部の
気密性を、高く保てる構造となっているかどうかを
チェックします。

この動画をご覧ください。
リザーバータンク、ホース、ハーネスが行き交う
複雑なボス部の空間を、見事に埋めてます。
こういうタイプが、いいですね♪

(製品:ラフ&ロード 防寒 防風 HOT ハンドウォーマー)

価格の安いものは、ハンドルに被せてから、チャックを
締めるだけであったり、紐で引き絞るだけで
あったりします。

でも、これでは気密性が保てません。
高速走行で、グニャグニャするので、安全性の観点からも
とてもおすすめはできません。

少なくとも、2か所以上を、独立して、
マジックテープなどで、しっかり締めあげることのできる
タイプを選ぶようにします。

 

 付加機能

付加的に求める機能としては、次の3点があります。

1. 防水性
2. 利便性
3. ファッション性

1項については、私はかなり重視しています。
ハンドルカバーを、レインカバーとしても使えるからです。

私の場合、ハンドルカバーは冬以外の季節でも、
ツーリングには、常に携行しています。
降雨時には、気温に関係なく、これを付けるのです。

グローブが濡れると、気化熱により、一気に指先が
動かなくなり、運転操作に支障が出ることは
ご存知のとおり。まず、これが防げます。

さらに、電装スイッチ類が集中するハンドル回りを
濡らさずに済みますので、無用のトラブルを
防ぐことにもつながります。

 

2項は、小物(小銭)入れの有無となります。
小物入れが付いていると、かなり便利です。
ETCを装着されていないならば、高速道路走行時には
滅茶苦茶、便利ですよ。

 

3項は、カラーバリエーションが豊富であったり、
リフレクト素材のパイピングの有無などが
挙げられます。

これらの要素が、垢抜けしていると、
ハンドルカバーの宿命「カッコ悪い!」が、
むしろ「なかなか、いいじゃん♪」に
変わります。

Sponsored Links

まとめとして

まず、隙を作らないように防寒の
基本を固めます。

1. 風の侵入を防ぐ
2. 空気の層で、体温を守る

これを前提として、ハンドルカバー購入時の
チェックポイントを整理してみましょう。

1. 繊維とフォームが張り合わされた
ボンディング素材が、使われているか?

2. ウィンターグローブを装着していても、
ストレスなく操作できる、ゆとりのあるサイズか?
また、巻き込み風などをシャットアウトできる構造か?

3. デザイン、付加機能などは、充実しているか?

これらの要素をすべて検証して、私が選択した
ハンドルカバーは、以下の写真のものです。
総合性能で、これに上回るものはないと思います。


(写真クリックで、詳細表示します)

ハンドルカバーを、使用するときの注意点としては、
ハンドルカバーは、盗まれることがあります。
長時間の駐車時には、取り外して、
ヘルメットの中に押し込んで、持ち歩くのが
良いと思います。

短時間の駐車でも、小物入れの中に
お金や、通行券などを入れっぱなしにしないように
してください。

 

最後に、
防寒の強い味方として、グリップヒーターも見逃せません。
これについては、別記事の、
グリップヒーター取り付け!最も効果を高める方法は?
をご覧ください。

以上、ご参考になれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

記事内容で、わかりにくところがあれば、この下の「コメント記入欄」よりお尋ねください。ご意見・ご感想も大歓迎です。お気軽にお寄せください。

また当ブログ管理人の好きな「のりもの」関係の記事は、トップページ最上段に目次ボタンがあります。よろしければ、そちらから他の記事もどうぞ!

この記事と関連の深いページはこちら



このエントリーをはてなブックマークに追加

4件のコメント

  • リキマル

    こんにちは、私は手の感覚が麻痺して操作に支障をきたしたことは、ありませんがちょっとなってみたくなりました。腕や足はラジエターで極限までくると、内臓を守るためにサーモスタッドが働き、流れを止めてしまいます。逆に考えれば内臓の温度を上げれば、放熱させる為、手足の血流が最大になります。(これもある程度保温しておかないと、部分的に流れを止めてしまいますので、要注意ですね)私は内臓を過剰に温めるで実践してきましたが、欠点はあります。眠くなることです。信号で止まると、空いている道では、タンクの上で眠ったこともあります。よく転ばなかったのが不思議です。

    • 管理人

      リキマルさん、こんにちは。
      本記事への初コメント、ありがとうございます。

      >内臓の温度を上げれば、放熱させる為、手足の血流が最大になります。
      なるほど、なるほど。
      運動すると、末端まで暖かくなりますもんね。

      となると、ヒーター入りのジャケットも有効ですね。
      今までは、手足のことしか頭にありませんでしたが、身体も温めてみます。
      大きな血管の近くにカイロを貼るといいかもしれません。

      教えていただき、ありがとうございました。

  • KAZU

    お邪魔します。クロスカブにグリップヒーターをつけたのですが、やはり冬は手の冷えが辛く、これまで避けてきたハンドルカバーの購入を検討していたところ、ここにたどり着きました。安物買いの銭失いは嫌なので、商品の選択はかなり迷いましたが、こちらの記事でラフ&ロードに決定。大変参考になりました。ありがとうございました。

    • 管理人

      KAZUさん、こんにちは。
      コメントいただき、ありがとうございます。

      クロスカブ、いいですね!
      今、欲しいバイクの第一候補です。

      ラフ&ロード社の製品は、ジャケット類もいいのですが、それ以上に「小物」の品質・機能が優れていると思います。

      これまで、同社のハンドルカバー、タンクバッグ、ツーリングバッグ、グローブなどを愛用してきましたが、ハズレがひとつもないです。

      どうぞ、安全で快適なバイクライフを、お楽しみください^^!

リキマル へ返信する コメントをキャンセル




CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください